「別腹」は本当にある! 満腹を決めるのは胃ではなく脳…? /毎日雑学
更新日:2021/1/3
この記事では、別腹が本当に存在するのかどうかについて解説します!
雑学クイズ問題
【大好物を見ると脳内に発生する物質の名前は?】
A.ヒスタミン
B.ノルアドレナリン
C.ドーパミン
D.オレキシン
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
別腹は本当に存在するの?満腹でも甘い物を食べれる理由とは。
【そもそもどうなったら満腹なの?】
別腹というものは満腹状態から出来るものですね。ではまず、満腹状態とはどのような状態なのか、解説しましょう。
皆さんは、胃袋いっぱいに食べ物があると満腹感を感じるものだと思っていませんか? それも満腹感の1つですが、それだけではないのです。
食事をすることにより、ブドウ糖が血液に吸収され、血糖値が上昇します。そこで、大脳は胃が大きくなっていることや、血糖値の上昇を感知し、脳が満腹状態のサインを出します。これがいわゆる満腹感を得る状態です。
ただ、胃袋に食べ物が胃袋にいっぱい詰まっているだけではなく、脳からサインが出でているんですね。
【別腹とは】
別腹で食べるものとして代表されるのが、食後のデザートですね。ついさっきまで満腹で何も食べられないと思っていたのに、甘いものを見ると平気で平らげてしまいます。甘いものは別腹とはよく言ったものです。
お腹がいっぱいなのにもっと食べられる…。この時、人間の身体にはある異変が起こっているのです。
【別腹が出現!?】
異変とは、「別腹の出現」です。
そう、別腹は本当に存在するのです!満腹の状態でも、好物の食べ物を見ることにより、胃や消化管の運動が活発となります。その結果、先に食べた物を小腸に押し込んでしまうことになります。その分、胃にはスペースが出来ますね?
これがいわゆる別腹なのです。
【別腹を発生させるのも脳が原因!?】
好物を見ると、脳からオレキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンは食欲を刺激し、別腹を発生させると言われています。満腹状態を作り出すのと一緒で、別腹を作るのにもやはり脳が関係しているんですね。
【別腹と甘いものは関係がない?】
「別腹=甘いもの」のイメージが強いですが、決してそういうことだけではないそうです。これは、食後にデザートを食べることからできたイメージで、自分の大好物であれば、甘いものでなくても脳が刺激されて別腹が出現します。
別腹は誰にでも存在するものなんですね。肉が好きな方は肉でも別腹が出現しますし、魚が好きな方は魚でも別腹が出現してしまいそうです…。
【別腹が出来たら食べてもいい?】
ただし、別腹が出来て食べられそうだからといって食べてしまうと、結果的に食べすぎとなってしまうため、注意が必要です。別腹は無理やり作られたスペースのため、身体には相応の負荷が掛かっている状態です。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.オレキシン」でした!
まとめ
満腹感は脳が出すサインである。
別腹は本当に存在し、好物を見ることにより、脳が別腹を作るホルモンを分泌し、その作用によって別腹が作っている。
別腹=甘いもののイメージが強いが、自分の好物であれば脳が刺激されるため、別腹が作られる。
ただし、別腹の状態はすでに満腹状態のため、食べすぎには注意が必要。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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