ライターはマッチより50年早く開発されていた! 発明したのはアノ人/毎日雑学
更新日:2021/1/3
この雑学では、マッチとライターの歴史を比較しどちらが先に発明されていたかを解説します!
雑学クイズ問題
【日本でライターを発明したのは誰?】
A.平賀源内
B.松田松陰
C.久坂玄瑞
D.田中久重
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
マッチよりも先に実はライターが開発されていた
【マッチとライター】
日常生活においてマッチやライターは欠かせないものですよね。マッチはよく仏壇に備えられていて、仏壇に手を合わせる際にろうそくに火をつける時に使われますね。筆者が子どものころは、理科室でアルコールランプを使う実験のときにもマッチを使用していました。ハードボイルドなイメージでは、煙草に火をつける時もマッチでしょうか?
それに対してライターは、喫煙者の必須アイテムといったところでしょうか。色々な場面で火をつけるのに役立ちますが、タバコに火をつける時に使う場面が目立ちますね。
そんな文明の利器であるライターですが実はマッチより先に発明されていたそうです!
【マッチの歴史】
マッチは今から200年ほど前の1826年にイギリスの薬剤師ウォーカーによって初めて発明されました。その当時のマッチは、軸木の先に黄燐を付けた黄燐マッチでした。その黄燐マッチが実用化されたのは、翌年の1827年です。
着火方法は今と違い、砂紙というものにはさんで強く引いて点火していました。しかし、そのころのマッチは質が悪く、なかなか発火しませんでした。
その後、1831年にフランスのソーリアとカメレールによって改良され、どこで擦っても発火するマッチが開発されました。しかし、黄燐は強い毒性を持っているため、製造工場の人間が病気になってしまったり、殺人や自殺に使われるなどの問題がありました。更に、発火しやすいことが仇となってしまい、移動中の摩擦や衝撃によって火災事故が発生してしまうなど、非常に危険なものでした。
それから何度も改良が重ねられ現在の安全なマッチとなりましたが、持ち歩いていていきなり発火してしまったら…現代で考えるとかなり恐ろしいですね。
【ライターの歴史】
続いては、ライターの歴史についてです。ライターが初めて登場したのは1772年のことでした。平賀源内がゼンマイを使用した火打石と鉄を用いた、煙草用のライターを発明しました。
ということは、マッチの発明が1826年ですから、マッチ発明より50年以上昔に既にライターがあったことになりますね!
しかし、この時のライターの形状は、現代のライターとはかけ離れたものでした。ちなみに、日本で最初に実用的なライターが発明されたのは1920年のことでした。汽船乗組員だった本城真玄がアメリカで見つけたライターを真似して作ったものが、現在のオイルライターの第一号となりました。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A.平賀源内」でした!
まとめ
マッチが初めて発明されたのは1826年である。
当時のマッチは事故が多発し、何度も改良が加えられた。
ライターが発明されたのが1772年のため、50年以上歴史が長い。
しかし、日本で実用的なライターが登場したのは1920年で、最初のライターはオイルライターである。
汽船乗組員だった本城真玄がアメリカで見つけたライターを真似して作ったものが、現在のオイルライターの第一号となった。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
雑学.com
※この記事は雑学.comから提供を受け作成しています。