スタジオジブリの代表作であり、子どもから大人まで幅広い世代に愛されている「となりのトトロ」。映画ファンの間では、トトロが別のジブリ作品に“カメオ出演”していることが「知る人ぞ知る楽しみ方」とひそかな話題になっている。

　例えば「崖の上のポニョ」では、主人公・宗介の母親・リサが「となりのトトロ」のテーマ曲「さんぽ」を歌う場面が登場。「さんぽ」は4歳の少女・メイをイメージさせるかわいい歌詞なので、母親が子どもに歌って聞かせる曲としてはうってつけだ。さらにリサと宗介の家に置かれた冷蔵庫にも、“小トトロ”のマスコットが飾られている様子。宗介も現実の子どもたちと同じように、トトロを見て育ったのかもしれない。

　一方少年少女の甘酸っぱい青春を描いた「耳をすませば」には、図書館に並ぶ本の背表紙に「TOTORO」の文字が。どんな本なのかわからないが、見た人からは「トトロのイラストでも描かれてるのかな」「別の世界でも浸透してる名作なんだね」「私もこの本読んでみたい！」といった声が相次いだ。

　さらにジブリ作品だけでなく、ディズニーの「トイ・ストーリー3」にトトロがいるという噂も。同作はおもちゃが集まる保育園が舞台となっており、主人公・ウッディと話すおもちゃの中にトトロのぬいぐるみが混ざっているそうだ。

　数あるカメオ出演は、トトロファンに「見つけると嬉しくなる」「トトロが世界中で愛されてる証拠だね」と大好評。これから公開される映画の中にも、もしかしたら“トトロ”が隠れているかも？