ホットケーキミックスがあれば自宅でも失敗知らず! 応用の幅も広いレシピ大集合【作ってみた】
公開日:2020/8/8
おうち時間を過ごす人が増え、品薄状態が続いていたホットケーキミックス。最近ようやく品切れも解消され手に入るようになってきたが、今回の件で改めて使い勝手よく見事に配合されたホットケーキミックスの有難さを実感した人も多いはず。
先日、そんなホットケーキミックスの魅力をもっと享受できそうな『安うま食材使いきり!vol.33 ホットケーキミックス使いきり!』(KADOKAWA)という本を発見した。本書は、簡単お菓子からごはん代わりになるものまで、ホットケーキミックスを使ったレシピを集めたレシピ本だ。
ホットケーキミックスは150~200gほどに小分けされているものが多く、筆者のような1人暮らしでも使いやすいというメリットがある。また、最小限の手間でおいしく作れるよう工夫されているので、子どもがいて忙しい家庭や料理慣れしていない人にもぴったり。夏休みに突入し、家で食べる回数もさらに増える今、ホットケーキミックスを使った料理のレパートリーを増やしておいて損はない。そこで、簡単に作れそうで食べてみたいレシピをピックアップし、実際に作ってみた。
「厚焼きホットケーキ」(本書8~9ページ)
1つめは、ホットケーキ好きでなくても憧れる、1度は作ってみたい「厚焼きホットケーキ」。まず、ホットケーキミックス、卵、牛乳を混ぜて生地を作っておく。ホットプレートにアルミホイルで作った型を置いてその中に生地を流し入れ、ふたをして蒸し焼きにして焼き色がついたら上下を返す。再度3~4分蒸し焼きにし、粗熱をとって型を外せば完成。あとはバターをのせて、メープルシロップをかけて出来上がり!
アルミホイルで輪っかを作ってそこに流し込むだけで、見事な厚焼きホットケーキに。これならわざわざ型を買う必要もなく、作りたい時に気軽に作ることができる。ふわふわしっとりに仕上がったホットケーキにバターの塩気とメープルシロップのコク深い甘さが絶妙! 見栄えもいいので、ちょっとしたご褒美スイーツにもぴったり。
「ミニバウムクーヘン」(本書22ページ)
続いて2つめは、卵焼き器を使って作る「ミニバウムクーヘン」。卵、牛乳、ホットケーキミックス、砂糖を混ぜ、粉っぽさがなくなったら蜂蜜、溶かしたバターを加えてさらに混ぜる。あとは卵焼き器に油をひき生地を流し入れて、アルミホイルで作った芯にしっかりと巻き付けていく。これを数回繰り返せば完成だ。熱いうちに芯を抜いて、粗熱がとれたら切って盛りつける。
生地に蜂蜜やバターを加えているため、ホットケーキミックスで作ったとは思えないくらいにしっとりと仕上がった。卵焼き器を使うことで均等に巻けるので無駄が出ないのも有難い。ラップで密封してしばらく冷蔵庫に置いておくと、生地がよりしっとりとして市販のバウムクーヘンに近くなる。
「チーズハットグ」(本書24~25ページ)
最後は韓国発の人気おやつ「チーズハットグ」。まず、割りばしに半分に切ったソーセージとさけるチーズを刺し、小麦粉をまぶしておく。白玉粉、牛乳、ホットケーキミックスで生地を作り、作っておいた芯部分に巻き付けてパン粉をまぶす。あとは油で揚げ、熱いうちに砂糖をまぶして完成。好みでケチャップとマスタードをかける。
白玉粉を加えた生地はもっちりふわふわ。割ると溶けたチーズが伸びて、見た目だけですでにおいしそう…! 実は筆者、チーズハットグを初めて食べたので、中にソーセージとチーズが入っているのに砂糖まぶすの…? とドキドキしながら作ったのだが、ケチャップの味と砂糖が合わさって、甘めのソースがかかっているような感覚。まったく違和感ないどころか、また作ってみたくなる味!
どのレシピも難しい工程はないので、子どもがいる場合は一緒に作っても大いに楽しめそう。何となく作ってみても余程のミスをしない限り出来上がりで失敗しないのがホットケーキミックスの強み。この『安うま食材使いきり!vol.33 ホットケーキミックス使いきり!』には、このほかにも「トロピカルハワイアンパンケーキ」「豆腐ジンジャードーナツ」「かぼちゃのカレーパン」など作ってみたい気になるレシピがいっぱい。 手作りお菓子に挑戦したいけど難しいのはちょっと…と立ち止まっていた人は、この機会に本書でチャレンジしてみては?
調理、文=水音(月乃雫)
【こちらも読みたい】
▶夏バテ対策にも最適。冷たくて美味しい麺ばかりを集めてみました!