日向より日陰!? 科学的根拠に基づく四葉のクローバーの探し方があった/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、四葉のクローバーの意味や見つけるとなぜ幸せになれるのかについて解説します。
雑学クイズ問題
【四葉よりも葉の数が多い「六つ葉」のクローバーに秘められた幸運とは?】
A.安産
B.金運
C.恋愛運
D.地位・名声
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
四葉のクローバーの意味、見つけると幸せになれる理由
皆さんにも子供の頃に四葉のクローバーを探した経験が一度はあるはず。大人になった今でも、クローバーを見かけるとついつい四葉のクローバーを探してしまうなんて方もいるかもしれませんね。
有名な言い伝えに「四葉のクローバーを見つけると幸せになる」というものがありますが、おそらく多くの人がその理由を知らないのではないでしょうか?
日本では「四」といえば死を連想させる不吉な数字ですし、なぜ幸せになれるのか疑問ですよね?
【クローバーってどんな植物?】
四葉のクローバーの幸せの由来について解説する前に、まず「クローバーってどんな植物?」というところから解説していきましょう。
現代では日本で当たり前に見られるようになったクローバーですが、実は外来種であり、元々日本には生息していなかった植物です。
それでは、いつ日本へやってきたのかというと、江戸時代のことでした。江戸時代には他国との貿易が一部地域を通じて行われていましたが、輸入する際に梱包材として使われていたのです。クローバーが詰め物をするための草だったことから、和名で「ツメクサ」と呼ばれるようになったんですね。
ちなみに、シロツメクサの由来も同様であり、白クローバーはシロツメクサと呼ばれるようになりました。
【四葉のクローバーが幸せになれる理由】
続いて、四葉のクローバーを見つけると幸せになれる理由について解説していきましょう。
由来は諸説あるそうですが、一説ではキリスト教に由来があると考えられています。アイルランドの聖人として知られている聖人のパトリックは、キリスト教徒へ以下のように説いています。
「父と子、そして聖霊が三にして一であるのは、クローバーが三つの葉をもちながらも、一本の柄でつながっているのと同じことである。」
このように、クローバーはキリスト教では三位一体の象徴と考えられているんですね。そして、四葉のクローバーが見つかりづらいことと、十字架の形に似ていることから、幸運の象徴だと考えられるようになったのです。
【四枚以上のクローバーにも意味がある】
クローバーといえば三葉と四葉を想像されるかもしれませんが、それ以上に多くの葉を持つクローバーも存在しており、それぞれが象徴するものもあります。例えば、五つ葉のクローバーは経済繁栄の幸運を、六つ葉のクローバーは地位・名声を手に入れる幸運、七つ葉のクローバーは無限の幸運、つまり、最高のラッキーを得ることを象徴しています。
【三つ葉以外のクローバーを探すコツ】
最後に四葉以上のクローバーを探すコツについて解説しましょう。
コツといっても特別難しいものではなく、単純に日陰に生えているクローバーを探してみると、見つかりやすくなるそうです。これには科学的根拠があります。
植物は光合成をして成長することで知られていますよね? 日陰に生えているクローバーは、葉を増やすことによって、少しでも光合成の効率を上げようとするのです。そのため、日陰に生えているクローバーの方が四葉以上となる可能性が必然的に高くなるのです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.地位・名声」でした!
まとめ
クローバーは元々日本に生息しておらず、江戸時代に医療器具を輸入する際の、梱包用の詰め物として渡来した。
幸せになれる由来は、なかなか見つからないことや、十字架に似ていることからきている。
四葉以上のクローバーも存在し、それぞれに意味がある。
日当たりの悪い場所を探すと、比較的見つけやすくなる。
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