名前の画数で運勢を見る「姓名判断」は子どもに名前を付ける時だけでなく、合コンや女子会などちょっとした集まりの時、話のネタとして活用できるもの。だが、『名前が人を幸せにする！ 姓名判断大全』（宮沢みち/主婦の友社）は従来とは違った、斬新な姓名判断が楽しめる1冊。一生の運勢や恋愛運だけでなく、なんと家族との相性やセックス運まで分かるのだとか。

　そこで本稿では実際に、筆者の診断結果をレポート。一体どれくらい当たるのかを探ってみた。

怖いくらい当たっていた「一生の運勢」

　まず、はじめに調べたのが名前の総画数で分かる、一生の運勢。筆者の総画は33画だったので、そのページを開いてみると、うれしい結果が。

　生まれてから死ぬまでお金に困ることはなく、お金を稼ぐ力もある。気配り上手で面倒見もいいので、よき指導者になれ、周囲の人がついてきてくれる。…そんな結果に喜んでいた矢先、あまりにも当たりすぎている文言に仰天。

“女性は運勢が強すぎて、仕事はバリバリできるのですが、そのままだと付き合う男性をつぶしてしまいかねないので、控えめも必要です。夢が大きいだけに、家庭をあまり顧みなくなるので気をつけましょう。”

　現に離婚を経験してバツイチとなっている自分には、心当たりがありすぎてドキっとした。誰かと付き合う度に、どうしてうまくいかないんだろうと不思議に思ってはいたが、そんな悩みにまさか名前の画数が関係していたとは驚きだ…。自分では気づけない名前の力。それを知ることは、人生をよりよくしていくためにも大切なように思えた。

　ぜひ。みなさんも本名や常用しているペンネームの総画を調べ、自分の人生を客観的な視点で見てみてほしい。そこにはきっと、自力では知れなかった新たな発見があるはずだ。

彼氏との相性占いの結果はまさかの…

　自分の運勢が分かると、次に気になってくるのが恋人や家族など、特別な人との相性。そこで今度は、名字の一番下の文字の画数と下の名前の一番上の画数を足した「人格」から、恋人との相性診断をしてみることに。

　人格は、下1ケタによって10タイプに分けられる。例えば、筆者の場合、19画なので9のタイプ。これを「木（1・2画）」「火（3・4画）」「土（5・6画）」「金（7・8画）」「水（9・0画）」に当てはめると「水」となる。彼氏も人格が同じ9タイプだったので、「水」。この結果をもとに相性を見てみると、「吉」だった。

　ふたりでいるときの話題は、趣味や遊びのことばかりで気がラク。両者とも、お金に関してはシビア。自分の話ばかりしてしまいがち。…普段のデートを見られていたかのような診断結果に、思わず唸ってしまう。

　だから、余計に気になった。この人ともし家族になれたなら、どんな家庭が築けるのだろうかと。そこで次は名前の一番上の文字の音で家族を5つのグループに分け、相性診断ができる宮沢式「五行」チェック表を見てみることに。

　チェック表によれば、筆者は土タイプで、彼氏は金タイプ。ドキドキしながら結果を見てみると、なんとまさかの「大吉」。一番理想的なのは「土の音」の夫と「金の音」の妻ではあったものの、「金の音」の夫と「土の音」の妻の場合でも、妻のサポートを受け、夫は社会的に大活躍できるのだとか。お互いを活かし合える、最良の組み合わせ――…。そんなうれしい診断結果を目にすると、未来が少し待ち遠しくなった。

　宮沢さんいわく、家族の相性は、「五行」チェック表のどこにそれぞれが位置するかによっても決まるそう。例えば、夫と妻が隣り合うグループに属している場合は、相性抜群。お互いの良さが、より引き出されるという。対して、妻と子が隣り合うのに、夫だけが離れている場合は注意が必要。夫は家庭内で孤独を感じやすくなるのだとか。

　新しい視点から自分や家族、意中の人のことが知れる本書は、いろいろな楽しみ方ができる1冊。恋愛運だけでなく、名字の一番上の文字の画数と名前の一番下の画数を足した「極」から適職が分かったり、下の名前の音の響きから理想とする性格＆最終的にたどり着く性格が知れたりもする。

　おうち時間が長めの今こそ、姓名判断を通して自分の人生や家族との向き合い方を、今一度考えてみてはいかがだろうか。

文＝古川諭香