赤ちゃんの読み聞かせにぴったり!「自己肯定感」がぐんぐん育つ不思議な絵本『どこどこかわいい』

文芸・カルチャー

公開日:2020/8/19

どこどこかわいい
『どこどこかわいい』(たなかしん/KADOKAWA)

 子どもが育つためには、自分の存在を自ら肯定できる「自己肯定感」が必要だと考えている人は多いはず。しかし内閣府が行った「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」によると、日本の子どもたちは諸外国に比べて自己肯定感が低い傾向にあるという。そんな日本で子育てをする人にオススメしたいのが、自己肯定感を高めるメソッドが盛り込まれた絵本『どこどこかわいい』だ。

 同書で描かれているのは、りすやうさぎといった動物たちが登場する物語。海の砂を用いた独特の画法によって、やさしくてあたたかみのある動物の姿が描かれている。また「どこどこ かわいい?」「どこどこ じょうず?」など、単純で心地よいセリフの繰り返しによって物語が展開していくのも大きな特徴だ。

どこどこかわいい

どこどこかわいい

どこどこかわいい

 子どもと一緒に読む際には、名前を置き換えながら「○○ちゃん かわいいね、じょうずだね」といった風に読んでいくのがベスト。自然とポジティブなコミュニケーションが生まれて、子どもの自己肯定感が育まれるはず。読み聞かせしながら、子どものかわいいところや上手なことをたくさん見つけてあげよう。

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「自己肯定感」という言葉の生みの親である東京大学名誉教授・汐見稔幸氏は、同書への推薦コメントを寄稿。

『かわいい!』ってこういうことだったのかという、気づきの贈り物」「読む人はだれしもが、自分のかわいさに気づかされる不思議な本

と絶賛の言葉を贈っている。

 また実際に子育て中の母親からも

『あんよかわいいね~』と足をゆらゆら揺らしてあげながら読むと、大喜び! うちのこかわいい~!笑」(2歳女の子のママ)
「最後のページにキュン! 泣いたっていい、かわいいじゃないと心に余裕がもてました」(10ヶ月女の子のママ)
「ひよこさんがお気に入りなのか、ページをめくるたび『ここにいたよ!』と嬉しそうに教えてくれます」(3歳男の子のママ)

といった声が寄せられている。

 赤ちゃんにどんな絵本を読んであげるべきか悩んでしまった時は、ぜひ同書を手に取ってみてほしい。