「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いって?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いについて解説します。
雑学クイズ問題
【「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いは何?】
A.長さ
B.太さ
C.重さ
D.味
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いとは!?
【似ているけど、明確な違いって説明できますか?】
夏の間に誰もが食べるのが、そうめんやひやむぎですよね! スーパーで買えば安価で手に入り、調理の手間もかからず、夏バテしていても食べられるのでとても重宝しますよね。
そして、冬の寒い時期にも温かいつゆと一緒に、具材をたくさん入れて食べると本当に美味しいですね。風邪の時には消化にも良く、よく親が作ってくれたのを思い出します。
ところで、皆さんは「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いを明確に説明することができますか?
なんとなくわかる人が多いかと思いますが、今回の雑学ではその違いについて詳しく解説していきます!
それぞれの違いについて
まずは、それぞれについてどのような基準があるのかを解説します。
【そうめんについて】
そうめんは、元々は小麦粉と塩と水を練って作り、練ったものを植物油またはでんぷんをぬり、よりをかけて引き延ばして、細かく天日干しにして作っていたそうです。現在では、多くが製麺機で作られているため、昔ながらの作り方をしているお店などは少ないようです。
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、麺の太さが長径1.3mm未満を「そうめん」と定義しているそうです。
【ひやむぎについて】
続いてはひやむぎについて解説します。ひやむぎは元々はうどんを細く切ったものだったそうです。
細くきったものを「切り麦」といって、熱して食べるものを「熱麦」、冷やして食べるものを「冷麦」と呼びました。「ひやむぎ」とは細打ちにしたうどんで、「そうめん」と同じく、小麦粉と塩と水を練り合わせ、切って作るものでした。
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、麺の太さが長径1.3mm以上1.7mm未満を「ひやむぎ」と定義しているそうです。
【うどんについて】
ここまで「そうめん」や「ひやむぎ」について説明してきたので、なんとなくおわかりかと思いますが、うどんの定義にも長径(太さ)が関係しています。
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、1.7mm以上の麺について「うどん」と定義しているようです。
【きしめんについて】
最後はきしめんについてです。
きしめんは他の麺類とは基準が違うのが特徴です。他の麺類は長径(太さ)を基準としていましたが、きしめんは幅と厚さを基準にしています。
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、幅4.5mm以上、厚さ2.0mm未満のものを「きしめん」と定義しているそうです。
つまり、「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」「きしめん」の違いは、「太さ」にあるということですね!
昔は製造法によって区別されていたそうですが、今は「太さ」により区別されているようです。
ちなみに色つきの麺ってなんなの?
ちなみに、そうめんやひやむぎを食べている時に、色つきの麺が入っていたりしましたよね? 色つきの麺が入っていると、なんだかラッキーな気がして、気分が良かったですよね…。あの色は何のためについているのか、考えたことはありませんか?
実は、元々はひやむぎにだけ入っていたものだそうです。見かけや太さが良く似ていて見分けをつける事が難しいため、色つきの麺が入っているのが「ひやむぎ」、入っていないのが「そうめん」として区別していたそうです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.太さ」でした!
まとめ
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、麺の太さが長径1.3mm未満を「そうめん」、麺の太さが長径1.3mm以上1.7mm未満を「ひやむぎ」、1.7mm以上を「うどん」と定義している。
きしめんは基準が違い、幅4.5mm以上、厚さ2.0mm未満のものを「きしめん」と定義している。
昔は麺の製造方法によって区別されていたが、現在では「太さ」によって区別している。
ちなみに、昔は色つきの麺が入っているものを「ひやむぎ」、入っていないものを「そうめん」と区別している時期もあった。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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