就活体験やレシートがお金になる!? こんなにあった“情報買い取りサービス”
公開日:2020/9/10
学生にとって、就職活動は大きな試練のひとつ。結果はどうあれ、就活を通して学ぶことはきっと多いでしょう。実は最近、その「貴重な経験」を買い取りするサービスが登場しています。
「就活の経験」を換金するサービス
平均10万円以上とも言われる「就職活動にかかる費用」。ネット上にもお金の苦労談を語る人は多く、「ネクタイやスーツを揃えるだけで一気にお金がなくなった」「ウチは家が都心から遠くて、面接や説明会の交通費がバカにならない……」「正直、交通費を節約したいから説明会をドタキャンしたことがある」といった声が上がっています。
こうした悩みを受け、株式会社Zoukは「Cashu(キャッシュー)」という「就活情報を現金に変えるサービス」を展開しています。
「エントリーシート」や「選考体験記」などが現時点の買い取り対象で、価格はエントリーシート1件あたり数百円ほどがベース。利用規約には「個人情報部分の削除」が謳われており、情報の使用用途は「メディアへの公開」や「統計的な分析処理」など。
また「Cashu」以外にも、情報の買い取りサービスは続々と登場しています。
「カウトコ」が提供するのは、レシートの買い取りサービス。どんな種類のレシートも「ポイント」に還元でき、貯めたポイントはAmazonギフト券との交換や景品の応募に使えます。
他にも「ONE(ワン)」は同じくレシート関連のアプリで、レシート1枚を10円で売ることが可能。リリース当初は利用者が殺到し、一時サービス停止にまで至ったそうです。
アイデアや不満を販売できるサービスも!
情報の買い取りに目をつけるサービスがトレンドとなっていますが、他にも意外な「買い取りサービス」は多くあります。
例えば、株式会社発明ラボックスは、「アイデアの買い取り・販売」サービスを提供中。アイデア出しが好きな人は「CREW」に登録し、あらかじめ企業から出された「プロジェクト」に対して回答します。プロジェクトごとに報酬は異なりますが、「RS」の評価を得ると謝礼以外にロイヤリティ契約も結べるとか。
また、株式会社Insight Techが運営するのは、「不満買取センター」というサービス。企業の商品やサービスについて不満を書き込むと、内容に応じてAmazonギフト券などと交換できるポイントを取得できます。この不満は独自のAI技術で分析され、商品やサービスの改善に活用される仕組み。
続いて、株式会社オプトインキュベートが展開する「Snapmart」は、スマホから撮った写真を気軽に販売できるサービスです。プランによっては、販売金額を100円~2000円の幅で設定可能。素人写真ならではのナチュラルさが人気の秘訣となっています。
これからも企業と消費者を「直接つなぐ」サービスは、どんどん増えていくのかもしれません。