事故物件は驚きの値引き率!! 専門サイト「成仏不動産」の意外な人気
公開日:2020/9/16
「お化けが出るかも」「気持ちが悪い」と忌避されがちな事故物件。しかし最近では、ワケあり物件を専門に扱う不動産サイトが登場しています。そのメリットはどんなポイントにあるのでしょうか。
事故物件なら相場1000万円が500万円に!
2019年4月18日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、ワケあり物件を専門とするサイト「成仏不動産」を特集。
そもそも事故物件とは、人の死に関わる事件・事故が起こった物件を指し、その中には、病死や老衰による死亡で長期間発見されずに腐敗した場合も含まれます。
昨年4月1日からスタートした「成仏不動産」では、新築以外ほぼすべての不動産を取り扱い。実際に高齢者が自殺したという埼玉県の2DKのマンションは、相場1000万円が500万円に。高齢者が孤独死した東京23区内にある2LDKのマンションは、相場1000万円が700万円になると明かされました。
この値下がり率は「事故」の種類によって変化し、孤独死などの自然死の場合は20~50%、自殺の場合は30~70%、殺人の場合は70~90%になると紹介。
多くの人が知らなかった“事故物件”に関する情報に、視聴者からは「値引き率すごいな……」「とにかく安くすむ方がいいって人にとっては、めちゃくちゃありがたい情報」「どこを重視するかは人によって違うし、こういう情報がどんどん広まるといいよね」といった声が上がっています。
安くなるなら事故物件に住んでもいい?
では、実際にどのくらいの人が事故物件に住んでもいいと考えているのでしょうか。
株式会社オウチーノは、20~39歳の男女を対象に事故物件に関する調査を実施。その結果事故物件に住んだことがあると答えた人は、全体の6.9%しかいないと判明しました。
また「家賃がいくら安くなったら、事故物件に住んでもいいと思いますか?」という質問では、40.8%の人が住んでもいいと回答。その値下げ価格は「1万円」が6.3%、「2万円」が6.0%、「3万円」が10.0%、「4万円」が4.0%、「5万円以上」が14.5%だと明かされています。
実際に事故物件に対して、「内容にもよるかもしれないが、相場より安く物件自体の条件も良ければ住まない手はない」「何があったか詳細は知りたいと思うが、家賃が安ければいいと思う」と考える人は少なくないよう。
もし部屋を探している人は、検討してみるのもアリかもしれませんよ。