ジャンクフードを毎日食べていると満腹でも食欲がよみがえる!?/ざんねん? はんぱない! 脳のなかのびっくり事典⑤

暮らし

公開日:2020/9/12

『びっくり事典』シリーズの最新刊! 今度のテーマは「脳」です。学習や記憶はどのようなメカニズムで行われている? 光や音などの外部刺激から、どのようにして世界観を作り上げている? など、脳にまつわるさまざまな謎を紹介していきます。

『ざんねん? はんぱない! 脳のなかのびっくり事典』(四本裕子:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

ジャンクフードは食べすぎる!

ざんねん度 ★★★★☆

ざんねん? はんぱない! 脳のなかのびっくり事典

 お腹がいっぱいのときって、目の前に大好物があっても「う~ん、いらないかな……」ってならない?

 これは、記憶をになう海馬が、食欲をおさえてくれるから。満腹だと、おいしそうに見えなくなっちゃうんだ。

 そんな海馬にとってよくない食べ物がある。ハンバーガーや炭酸飲料など、体によくないことでおなじみのジャンクフードだ。毎日食べていると、海馬のはたらきが弱まり、満腹でも食欲がよみがえって、おいしそうに見えちゃう! しかも、スナック菓子やチョコレートなどをより食べたくなるのだ。で、どうなるか。また食べちゃう→海馬のはたらきはさらに弱まる→またまた食べちゃう、の悪循環におちいる。ジャンクフードにかたよらない食生活を心がけよう。

<第6回に続く>