「ヒヒーン」「モー」それとも…? 超意外なシマウマの鳴き声/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学ではシマウマに乗れない理由や面白い鳴き声について解説します。
雑学クイズ問題
【シマウマの鳴き声は以下のうちどれ?】
A.ギャオー!
B.ワンワン!
C.ヒヒーン!
D.モー!
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
シマウマの鳴き声がおもしろい! シマウマに乗れない理由とは…?
【シマウマは乗馬用ではない?】
シマウマと馬は色や模様が違うだけで、大きな差があるようにはあまり見えませんよね?
しかし、シマウマは他のウマ属の動物と比べてみても、ほとんど人間になつくことがない動物として知られています。サーカスなどで人馴れしたシマウマが登場して、曲芸師が乗って見せたりすることもありますが、これはとても特別な訓練を行っているからだそう。
通常はシマウマを乗りこなせる人間はそういませんし、簡単に乗せてくれるシマウマもいないそうです。シマウマが非常に神経質な生き物だからです。
【野生馬は、真の野生ではない?】
さて、現代でも野生の馬が生息している地域がありますが、そのほとんどが元々は野生ではなかったことをご存じですか?
野生で生活する馬の先祖のほとんどは、家畜として飼われていた大人しい馬だそうです。16世紀にスペイン人がアメリカに持ち込んだ馬がきっかけとなり、そこから交配が繰り返されて現在の家畜用の大人しい馬が誕生しました。馬はもっと古くから人間の生活と密接な関係があり、2千年以上も前から人間によって家畜化されていました。
現在の野生馬は元をさかのぼればその子孫ですから、シマウマと比べるとはるかに普通の野生馬のほうが大人しいのです。
(ちなみに、人間の手が全く加えられていない馬については、1968年にモンゴルの大草原で発見されたのが最後だそうです。)
【シマウマは家畜化されたことがない】
シマウマが生息しているアフリカ。しかし、昔のアフリカの先住民たちがシマウマを家畜化しようとしたことはありませんでした。食糧や労働力となる動物が他にも多くいるため、扱いにくいシマウマに手を出す必要がなかったのでしょう。
ユーラシア大草原の民族にとって馬は生活に不可欠でしたが、アフリカでは事情が違いました。こういった過去があるため、シマウマは今もなお野生状態にあって、神経質なままなのです。家畜化されたことがないため人間慣れしておらず、乗りこなすことが難しいということですね。
【シマウマの模様は白と黒どちらがメイン?】
ちなみに、シマウマの模様は白と黒のどちらがメインだと思いますか?
その答えは白です。白い色がメインでその上に黒い縞模様があるのですね。シマウマの白色については一様に白くてあまり個体差はありませんが、黒の縞にはそれぞれ個体差があります。
このことからも、白色がベースだということがわかります。
【シマウマの鳴き声とは?】
シマウマも馬の仲間ですから、ヒヒーン! と鳴くと想像しませんか? しかし、実が意外な声で鳴くのです…。
その鳴き声は、「ワンワン!」です。
犬と似た鳴き声で鳴くんですね。気になった方は、シマウマの鳴き声の動画などでぜひ聞いてみてください。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.ワンワン!」でした!
まとめ
普通の馬と比べると、シマウマは神経質で、扱いが難しい動物である。
馬は古くから家畜化されてきたことにより、性格のおとなしい個体が残されてきたが、シマウマは家畜化されていないため、野生のままの気質が残っている。
そういった理由から、シマウマに乗ることはとても難しい。
シマウマの鳴き声は「ワンワン」である。
シマウマの白色についてはあまり個体差がないが、黒の縞模様には個体差がある。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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