世界中のエロやローカル風俗を体験してみた! 日本じゃ想像できないような一番のエロは…?
公開日:2020/9/3
“世界中の女の子と遊んできて、限られた母数ではあるものの、国を問わず共通している性に対する意識や、国によって違う文化が垣間見えることがあった。彼女たちとのコミュニケーションはただただ楽しかったし、風俗は世界中どこにでもあった”
こんな言葉が綴られている『世界の女が僕を待っている WORLD SEX TRIP』(JOJO/イースト・プレス)は、エロを通してリアルな海外事情を知ることができる1冊。著者のJOJOさんが見てきた世界の風俗体験は、どれも衝撃的だ。
JOJOさんは世界を旅しながらローカル風俗を紹介する人気ブロガー・YouTuber。アラサーの頃、ブラック会社で心身共にボロボロになってしまったため、会社を辞め、大好きなエロをテーマに世界一周して情報を発信しようと決意したそう。
本書に収められているのは、これまでに訪れた中でも特に印象に残っている国・地域の風俗事情。現地でした本気の恋や、女性の心を掴んだ口説き文句も綴られている。
下着姿で料理を作ってくれるウクライナの出張エロマッサージ
風俗というと、ネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれないが、JOJOさんいわく、現在多くの国では未成年の人身売買や売買春を厳しく取り締まり、健全化を図る傾向にあるそう。
ヨーロッパなどの先進国では風俗が合法とされている国もあり、マッチングアプリを使い、女性自身が積極的にビジネス展開する新しい形も誕生しているのだとか。本書には、そんな斬新なサービスについても数多く紹介されている。
例えば、世界トップの美女大国と呼ばれるウクライナには、自宅で裸クッキングしてもらえる出張エロマッサージがある。メニューはリクエストでき、食材は自分で用意しても、相手に買ってきてもらってもいい。
実際、JOJOさんがオムレツをリクエストして出張マッサージを依頼すると、やってきた美女が真っ白な下着姿で料理をしてくれたそう。料理未経験だという彼女が15分かけて作ってくれたのは、ボソボソのスクランブルエッグ…。正直おいしくはなかったが、JOJOさんは残さず食べ切り、エロマッサージも楽しんだのだとか。
ちなみにJOJOさんによれば、ウクライナは経済状況が停滞し給料が安いため、教養ある女性がストリップで働いていることもあるので、話すだけでも楽しいのだそう。本書には知られざるウクライナ風俗の特徴が他にも紹介されているので、そちらも要チェックだ。
世界一の狂祭「バーニングマン」では男女が全裸で洗いっこ
人生で一度はいくべき――数々のエロを目にしてきたJOJOさんにそう言わせたのが、アメリカの狂祭「バーニングマン」。外界から遮断された砂漠に1週間だけ現れる巨大な街の中で、サバイバル生活をしながらレイヴやアートを楽しむのがこの祭りの特徴。メインはアートや音楽だが、エロも自由な表現の一部として許容されているのだそう。
会場内でさまざまなイベントが行われる中、JOJOさんが参加したのは男女が裸で洗い合うゲーム。
“桶が5つ置いてあって、ひとつの桶の周りには全裸の男女が4、5人ずつ配置される。5つの桶を順番に移動し、各桶で流れ作業のように身体を洗ってもらうというものだった”
このゲームでは事前に触れられたくない場所を宣言することもでき、みんなでワイワイ盛り上がれるため、不思議とエロい雰囲気にはならなかったそう。日本では決して行われないであろうイベントの奥深さに思わず唸ってしまう。
ちなみにその後、乱交ができる「オージードーム」へ向かったJOJOさんは、こんな感想を残している。
“何日も風呂に入っていない砂まみれの身体でシャワーも浴びずにするセックスに興奮している自分がいた。こんなにワイルドなセックスははじめてだ。一生忘れることのない強烈な思い出になった”
もしかしたら、JOJOさんは性を通して「生」を感じているのかもしれない。
本書にはムスリム女性の恋愛観や、未承認国である沿ドニエストル共和国の性事情なども綴られており、さまざまな国・地域の生活様式や、危険度、経済状況なども知ることができる。
性を通して、国や人間を知ろうとしている人――そんな言葉が似合うJOJOさんが、これからどんな実体験を重ねていくのか楽しみだ。
文=古川諭香