間違えて給油したらどうなる? 「レギュラー」と「ハイオク」ガソリンの違い/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、ガソリンの「レギュラー」と「ハイオク」の違いについて詳しく解説します。
雑学クイズ問題
【ガソリンの「レギュラー」と「ハイオク」の違いとは?】
A.重さ
B.燃費
C.着火のしにくさ
D.明確な違いはない
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ガソリンの「レギュラー」「ハイオク」の違いって何?
【ガソリンスタンドで見かける「レギュラー」と「ハイオク」】
皆さんは普段よく車を運転しますか? 車を運転される方なら絶対に行く場所、それはガソリンスタンドですよね。そこで見かけるガソリンの表記が「レギュラー」と「ハイオク」です。
運転免許を持っていない方でも、この「レギュラー」と「ハイオク」という名称は知っているのではないでしょうか。基本的にはレギュラーガソリンよりも、ハイオクガソリンの方が10円ぐらい高めの値段が設定されています。
それでは、この「レギュラー」「ハイオク」にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回はその違いについて、そして「レギュラー」と「ハイオク」を入れ間違えた場合にどうなってしまうのかをご紹介します!
【その違いは「オクタン価」にあり!?】
レギュラーガソリンは別名「ノーマルガソリン」と呼ばれていて、日本で最も多く消費されています。
そして、ハイオクは「ハイオクタン」の略で、別名は「高オクタン価ガソリン」です。メーカーによっては、「プレミアムガソリン」などの名前で販売されています。
ハイオクについては名前にもある通り、「オクタン価」が高く、着火がしづらいガソリンです。この「オクタン価」とは、簡単に言うとガソリンの発火のしやすさを指します。「レギュラー=比較的着火しやすい」「ハイオク=比較的着火しづらい」ということになります。ハイオクガソリンを使うことによって、エンジンの異常燃焼やノッキングを防ぐことが出来るのです。
【ノッキングとは?】
ノッキングを防ぐことについて解説しましたが、一般的にはあまり馴染みのない言葉ですよね?
ノッキングとは、エンジンを動かす際にガソリンが勝手に着火と爆発を起こしてしまい、その爆発による衝撃でエンジンが損傷してしまう現象のことです。爆発が起こる際に金属をノックしているような音が鳴ることから、ノッキングという名称がついているそうです。「ハイオク」の方が着火しにくいため、ノッキングが防げるというわけですね。
【レギュラーをハイオク車に入れるとどうなる?】
もしガソリンの種類を間違えて車に入れてしまったらどうなるの? といった疑問は、多くの人が考えるのではないでしょうか?
結果的には、ハイオク想定の車にレギュラーガソリンを入れてしまっても走行することは出来ます。しかし、ハイオクガソリンで走行することを前提とした設計が行われているため、本来の馬力を発揮することが出来なくなってしまうそうです。安いレギュラーガソリンを入れることによって節約をしようとしても、走行性能が落ちてしまうため、かえって燃費が悪くなってしまいます。
【ハイオクをレギュラー車に入れるとどうなるの?】
ハイオクガソリンについては、ノッキングを防ぐことが出来るということをご紹介しました。ということは、レギュラー車にハイオクガソリンを入れたら、同じような効果が期待できるのでしょうか…?
しかし、レギュラー車についても、やはりオクタン価の低いレギュラーガソリンを利用することを前提として設計されているため、ノッキングを防ぐ効果はあまり期待できないそうです。高いガソリンの方が性能が上がりそうですが、そういうわけではないようですね。
【レギュラー車とハイオク車はどうやって見分けるの?】
最近ではセルフサービスのガソリンスタンドがたくさんあります。自分の車であればレギュラー車かハイオク車なのかは把握していると思いますが、例えば人から借りた車を給油する際に、どちらかがわからない場合は困ってしまいますよね?
そんな時には慌てずに「給油口の内側」を調べてみてください。基本的にはどんな車でも記載されているそうです。
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.着火のしにくさ」でした!
まとめ
レギュラーガソリンは、別名ノーマルガソリンと呼ばれていて、日本で最も消費されているガソリンである。
ハイオクガソリンのハイオクは、「ハイオクタン」の略で「高オクタン価ガソリン」、メーカーによっては「プレミアムガソリン」という名前で販売されている。
ハイオクガソリンの方が「オクタン価」が高く着火しづらいため、エンジンの異常燃焼やノッキングを防ぐ効果が高い。
レギュラーガソリンとハイオクガソリンを入れ間違えても走行は可能だが、走行性能が落ちたり、故障につながってしまうため、車にあったガソリンを入れる必要がある。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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