ハーフパンツが猫寄せになる!? 無邪気な桐山漣の姿に「好きなものを好きと言える偏見の無い世の中になれば」/ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』第4話
更新日:2020/9/9
9月3日深夜、俳優の眞島秀和さんが主演を務めるドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(日本テレビ系)の第4話が放送されました。視聴者からは、モノや人など自分の“好き”という気持ちを大切にする尊さを学ぶ声が多くあがっています。
同ドラマは、WEBコミックサイト「COMICポラリス」(フレックスコミックス)で連載中のツトムさんによる同名マンガが原作。仕事も容姿も完璧な“イケオジ”こと小路三貴(眞島さん)は、“カワイイもの”特に黄色い犬のキャラクター「パグ太郎」のことが大好き。誰にも言えない秘密として一人“推し”に愛を注ぐなか、それによって引き起こされる葛藤もある… そんな繊細な思いを描いた“おじカワ”コメディです。
(以下はドラマのネタバレを含みます)
かわいいもの好きという共通点を持つケンタ(今井翼)との、“オタ友のいる生活”に充足感を覚える小路。いつも「パグ太郎」グッズをくれるケンタにお礼がしたいと、当選者だけが参加できる「パグ太郎ドリームショー 先行体験」へサプライズで誘おうと思いつきます。
一方、小路の同僚で無類の猫好き・鳴戸(桐山漣)は、公園で猫と戯れる真純(藤原大祐)に遭遇。猫が好きなのに猫からは嫌われてしまうという切ない悩みを持つ鳴戸は、真純の「このハーフパンツを履いていると猫の視線を感じるんです」という興味深い話を聞き、後日一緒にハーフパンツを買いに行くことに。実は真純は小路の甥っ子で、少女漫画好きがゆえに漫画家になる夢を抱いているのですが、二人は互いの素性に気が付く由もありません。
当日、買い物を済ませると、鳴戸は買い物に付き合ってくれたお礼として真純を行きつけの猫カフェへ案内します。早速購入したハーフパンツ姿になった鳴戸は、「さあ発動しろ… 猫ちゃああん寄せエネルギー!」と勢いよく開脚するも、全く効果は発揮せず、1匹たりとも寄ってこない始末。ショックを受けた鳴戸は、つい「好きなモノに嫌われるのが辛くて… もうやめたほうがいいんじゃないかって…」と愚痴をこぼしてしまいます。すると、真純は真剣な顔つきで「鳴戸さんの好き、大事にしてほしいです」「全部の想いが届くわけじゃないけど、それでも簡単に消せないのが“好き”なのかなって」と鳴戸の“好き”を応援。とそこで、画面は「パグ太郎」カラーを愛でる小路や、自作の可愛いドールハウスに手を加えるケンタの姿が捉えられ、鳴戸も「消せない“好き”じゃどうしようもない」「“好き”を諦めない。俺ももう少し頑張ってみようかな」と思い直すのでした。
なにかを推している、片思いの人がいるなど、誰もが抱く“好きなものを好き”な気持ちにエールをおくった同シーンに対し、視聴者からは「みんなが好きなものを好きと堂々と言える偏見の無い世の中になればなぁと考えさせられます」「誰かの好きなものを笑ったりするの今までもしかしたらやってたかもしれんなぁと反省中。もうしないように気をつけよう」「鳴戸くんと真純くんみたいに、お互いの好きを否定せずに尊重しあえたらいいね」「多様性を受け容れる 深いね」「全オタクに見て欲しい……」などと共感する声が多くあがっています。
10日放送の第5話で最終回となる「おじカワ」。早くも“おじカワロス”の声が続出しています。