専業主婦からブーイングも⁉ 「テレワーク」の意外な盲点に共感集まる
公開日:2020/10/7
ここ半年で拡大を見せている、時間や場所にとらわれない働き方「テレワーク」。中には仕事のほとんどを自宅でこなしている人もいるようですが、かつてあるテレビ番組ではテレワークの意外な落とし穴を指摘していました。
「テレワーク」についてのリアルな意見
2019年7月に放送された「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、山梨日日新聞のテレワークに関する記事を紹介していた時の一幕。同紙によると東京五輪・パラ五輪に向けて混雑回避などのためテレワークを実施する首都圏の企業が増えていたそうです。
これを受けてMCのふかわりょうさんが、「(テレワークを)やろうと思えばできるんですかね?」と話題振り。するとコメンテーターの若林史江さんは、「これはどうかな……」と微妙な面持ちに。その時に曰く、テレワークは働く女性からするとありがたい制度とのこと。例えば子どもが通う保育園から急な呼び出しがあった時でも、テレワークだと柔軟な対応ができるといいます。しかしその一方で専業主婦の立場に立つと、「旦那がずっと家にいるって……」と問題を提起。するとマツコ・デラックスさんも「言わせてもらえば、男だっていたくないよ」と言い放っていました。確かにテレワークで在宅勤務をするということは、平日もずっと家で過ごすということ。そのため夫にとっても妻にとっても、一般的な働き方とはまた違った負担があると去年の段階から心配されていたようです。
「帰宅恐怖症」の人が急増中!?
既婚男性の中には、マツコさんの「男だっていたくない」という意見に共感する人も少なくない模様。視聴者からは「これはリアルな意見だと思う。うちの会社でもテレワークを実施することになったけど、男性社員のテンションがめっちゃ下がってた」「確かに自分がずっと家にいたら、妻はめっちゃイライラするだろうな」「ずっと家にいるとか考えただけで息が詰まる」といった声が寄せられていました。
以前放送された「AbemaPrime」(AbemaTV)によると、20代・30代男性の4人に1人が「帰宅恐怖症」であるというデータも。実際にその時番組が行った街頭インタビューでは、男性たちが「帰りたくない日があったので、朝まで飲んでいました」「カミさんが強すぎるから、気を遣って家に寄りつかないということはあります。飲みがあったりとか漫画喫茶とか、車の中で過ごしたりとか」とリアルな経験談を吐露していました。
「自宅で仕事をして、家事は夫婦でしっかり分担!」というのがテレワークの理想なのでしょうが、現実はなかなか厳しい様子。テレワークを利用した新しい働き方は、今後どのように定着していくのでしょうか。