あの社長や議員も通うべき!? “失言”を防ぐためのスクールが話題に
公開日:2020/10/9
テレビを見ていると政治家や芸能人が日々「失言」を繰り返していますが、そもそもどうして失言をしてしまうのでしょうか。一般人にとっても決して他人事ではなく、いつか盛大にやらかしてしまうかもしれません。
失言防止には「キャラ作り」が大事?
以前話題になった失言といえば、「吉本興業」の社長・岡本昭彦さんの記者会見。宮迫博之さんや田村亮さんを「テープ回してないやろな」などと恫喝した疑いについて、「冗談」「和ませようと思った」と釈明していました。
他にも様々な失言がメディアで報じられていますが、そんな中で「株式会社うぃずあっぷ」というコンサルティング企業の「失言防止スクール」が話題に。企業や芸能関係者、政治家に向けた、思わぬ失言による炎上を防止するための情報を提供しています。例えば具体的な失言防止策の1つとして、「キャラにあったコメントをする」というものが。受け手のイメージは「何を言うか?」だけでなく「誰が言うか?」でも大きく左右されるので、発信者の「キャラクター作り」も大事になってくるそうです。
失言防止のための斬新なスクールに、ネット上では「どんな講義をするのか興味がある」「うちの上司にも受けてもらいたい」「SNSでの炎上回避にも役立つかな」「今は一般人も炎上とは無縁じゃないし、ニーズがありそう」といった声が。一方で「失言って他人から教えられて防止できるものなの?」「講義の内容を素直に聞き入れるような人なら、そもそも失言しないのでは?」と疑問を抱く人も少なくありません。
小泉進次郎さんが失言回避のお手本?
失言回避の好例として良くあげられるのが、以前テレビ番組に出演した小泉進次郎さんの発言。「池上彰の総選挙ライブ」(テレビ東京系)の中で、池上彰さんから「どうして人寄せパンダに使われるのか、という思いはあった?」というちょっと意地悪な質問が飛び出しました。
すると彼はちょっと間を置いた後に、「パンダだったら客を呼べないより呼んだ方が良いから、シャンシャンに負けず役割を果たします」と回答。冷静でユーモアあふれる対応に、視聴者からは絶賛の声が上がっています。また小泉さんが答えるまでの「間」に注目する人も。短気な人なら間を置かずに感情的な発言をしてしまいそうな場面ですが、時間を置くことで冷静な対応ができたのかもしれません。
やはり失言を防止するためには、1度「何を発言しようとしているか」をしっかり捉える必要がありそう。感情が表に出そうな場面でこそ、つとめて冷静になってみてはいかがでしょうか。