怖いほどズバリ的中する「誕生日占い」! 性格・運勢・運命の人が丸裸に

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公開日:2020/10/8

増補版 誕生日大全
『増補版 誕生日大全』(サッフィ・クロフォード、ジェラルディン・サリヴァン/主婦の友社)

 先の見えない人生に不安を抱いた時、「占い」という助言はとても頼もしく思えるもの。巷に溢れている多くの占い本は悩み、迷う人の心を救っている。

 そんな中でも今、大注目を集めているのが『増補版 誕生日大全』(サッフィ・クロフォード、ジェラルディン・サリヴァン/主婦の友社)。テレビやラジオなどで、有名人らが「当たる」と話題にすることも多く、つい最近もある俳優の発言からSNSで盛り上がった。初代の『誕生日大全』刊行から15年で、累計発行部数65万部を超える大人気のボリューミーな占い本だ。

 とにかく分厚いこの1冊には、誕生日ごとに性格や運勢、長所と短所、運命の人の誕生日などが見開きで細かく記されている。

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増補版 誕生日大全 p.750-751

 中でも必見なのが、各誕生日の右ページの右側に掲載されている「相性占い」。実は、本書がこれほどまでに大人気となっているのは、この「相性占い」が身近な人に当てはまると、SNSなどで盛り上がっているからでもある。

 例えば、「恋人や友人」は、恋人や友人にふさわしい間柄にある相手、「運命の人」は、よくも悪くも運命を変えてしまう相手、「ソウルメイト」は魂の伴侶・精神的なつながりが深い相手などを指す。誕生日から相手との関係性まで見えてしまう点がユニークなのだ。

 自分自身のことは一番分からないからこそ、本書内の客観的な指摘は目からウロコ。自分という人間を見つめなおしたくなったり、生き方を変えたくなったりする。

 今回は実際に筆者も自分の誕生日から、知られざる自己を探ってみることにした。

的中率のスゴさに唖然…!

 自分のことをどう表すか――。もし、そう聞かれたとしたら筆者は迷わず「独創的な変わり者」だと答える。集団で何かをすることが苦手で個として生きた証を残したいと考えているのに、感情の波によって自分が求める生き方が左右されることが多いと感じてきたからだ。そんな自分の性格を見事に言い当てられたような気がして、びっくりした。

 本書によると、2月24日生まれの筆者は、独立心旺盛な思索家タイプ。新しい流行や考え方を敏感に感じ取る能力に優れており、時代の波に乗るのが得意。だが、気が変わりやすく、他人と衝突したり、安易な逃げ道として現実逃避を選んでしまったりするのだそう。

 愛する人には寛大に接し、人当たりがよいが、考え方が現実的だという特徴も。高い理想を抱きがちな面と、金銭や贅沢を求める現実的な欲求が心の中に同居しているため、両極端の間を行ったり来たりするのだとか。やりたいことを追い求めたいという想いとやるべきことをこなさなければというプレッシャーの間で苦しむことが多い自分にとっては、この「両極端」という表現がとてもしっくりきた。

 そして、生まれた月と日から読み解く「数秘術による運勢占い」も興味深い。24日生まれの特徴として、感受性や安定志向が強いことや強情で自分の考えにこだわりやすいことなどが記されており、まさに私のことだと感じた。

 気になる「恋愛と人間関係」の項目には、タメになるアドバイスも。いつも、馴れ合うと相手に対して興味が持てなくなってしまう自分には、やはり飽きっぽい一面があるよう。だからこそ、常に緊張や刺激を与えてくれる相手がぴったりなのだとか。この助言は、ぜひとも今後の人生で活かしていきたい。

 なお、「相性占い」の「力になってくれる人」には、いつも相談事を親身になって聞いてくれる親友が3人も含まれていて驚いた。やはり、誕生日の相性によって、相手との関係性が決まることはあるのかもしれないと唸ってしまう。

 自分ではなかなか言葉にまとめられない自己像を的確に分析してくれ、今よりももっと楽しい人生を送るための方法を教えてくれる本書は生き方に迷いそうになるたびに開きたい1冊。誕生日だけで占えるので、自分自身だけでなく、家族や恋人、友人など身近な人をより深く理解するためにも役立ててみてほしい。

 驚きの的中率を、ぜひあなたも楽しんでみてはいかがだろうか。

文=古川諭香