人間関係のトラブルや「人生の仕舞い方」を作家・曽野綾子が語った『新しい生活』が人生の指針になる!

暮らし

公開日:2020/10/4

新しい生活
『新しい生活』(曽野綾子/ポプラ社)

 新型コロナウイルスの脅威は、毎日の平凡な生活にもさまざまな影響を及ぼしている。今まで当たり前だった常識が崩れ去り、人生に「新たな指針」を求めている人も多いだろう。そんな危機的状況のなか、人気作家・曽野綾子が人生や人間関係について語り尽くす『新しい生活』が2020年9月16日(水)に発売された。

 曽野は1931年東京生まれのベストセラー作家。23歳の頃に執筆した『遠来の客たち』で文壇デビューを果たし、同作で芥川賞候補に。それ以降、数々の小説作品や随筆を世に送り出し、2003年には「文化功労者」に選出されている。

 同書では豊かな人生経験をもつ曽野が、先が見えないこの時代で自分なりの生きがいを見出すための「173の心得」を伝授。日々の過ごし方から人間関係のトラブルの解消法、人生の仕舞い方まで、独自の視点によって幅広いテーマに言及していく。「あらゆることに深く絶望すれば、死ぬ楽しみもできる」「私怨をうまく使えば生を支える情熱になる」「『皆と同じで安心』から一歩抜け出す」「健康維持そのものが目的になったら終わり」など、含蓄の込められた言葉の数々に心を動かされるはずだ。

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 ポプラ社ではこれまでにも曽野の随筆が多数刊行されており、多くの読者から共感を呼んでいた。今年2月に刊行された『長生きしたいわけではないけれど。』では、「人生100年時代」を穏やかにまっとうするための166のたしなみを収録。近況を交えながら語られる“生き方のヒント”に、読者からは「山あり谷ありの長い人生経験を経て、独特の語り口でつづられる言葉の数々。心にしみる内容でした」「人生観に大きな影響を受けてきた曽野さんの本。自分の人生についても考えさせられます」「自分が読んだ後は、周囲の人にも読んでもらいたくなりました」といった反響が上がっている。

 他人に頼らず、孤独を愉しみながら生きる姿勢が注目を浴びるコロナ禍の現在。思いもよらない社会の変化を前にして、どのような生き方を選ぶべきなのか──。同書を紐解くことで、今後の人生に新たな展望が開けるかもしれない。