新人さん、副社長のTwitterフォロワーを3倍以上にするスゴ技を披露

ビジネス

公開日:2020/10/21

新人さん、副社長のTwitterフォロワーを3倍以上にするスゴ技を披露

 最近ではTwitterなどを使ってユーザーの興味を惹く「ソーシャルメディアマーケティング」が流行っていますが、SNSの運用は一筋縄ではいかないもの。個人アカウントでも法人アカウントでも、人気を獲得するには様々なテクニックが必要です。

新人のプロデュースでフォロワー急増

 サイボウズ株式会社の副社長・山田理さんがTwitterアカウントを新人にプロデュースされたことで、大きな注目を集めていました。

 昨年6月初頭に山田さんは、「サイボウズマーケティング部の新人さん」からTwitterのプロフィールについてダメ出しを受けたことを告白。「昭和のオジさんかつセンスもないのでお任せすることにしました」と、プロデュースを一任したことを明かしました。

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 そしてTwitter上で公開する形で、新人さんによるプロデュースがスタート。まずプロフィール写真やヘッダー画像を交換し、“サンフランシスコに在住している”という魅力的な要素が伝わるようにしました。

 またプロフィールの文章については元々学歴や肩書きが細かく掲載されていたのですが、改変後の文章ではそうした情報がギュッとシンプルに。今後出版する書籍の情報や「『100人100通りの人事制度』づくりの発起人」といった情報が追加されたことで、現在進行形で関わっている仕事の内容が分かるようになりました。

 結果としてフォロワー数は1カ月で3,000人近く増加することに。プロデュースを見守った人からは、「昭和感がなくなり、令和風になりましたね」「こちらの方が面白そうだしフォローしたくなります!」「過去を書くより、今何してるかを発信すべきなんですね」と称賛の声が続出しています。

 またフォロワー増加の理由については、「ダメ出しされて素直に変える副社長の人柄の良さに惹かれた人がたくさんいたんだと思う」と指摘する声も上がっていました。

企業アカウントの「誕生祭」も話題に

 SNSの運用においては“親近感”も重要だと言われています。たとえばシャープ株式会社や株式会社タニタは、Twitterを担当する「中の人」がネットで人気のネタや日常的な話題を投稿することで有名。企業アカウント同士の仲が良いのもポイントで、『シャープさんとタニタくん@』として2人を主人公としたマンガが書籍化されているほどです。

 他にも2019年4月10日には、「タカラトミー」公式アカウントが「今日は私の誕生日だったりします…勝手にハッシュタグ考えたので煮るなり焼くなり好きにしてください…」と投稿。すると「Calbee(カルビー)」や「ガスト」など業界の枠を超えて数十ものアカウントから祝福のリプライが殺到し、その盛り上がりから「公式アカウント同士の仲が良すぎてほっこりする」「素敵なSNSの使い方ですね」と話題を呼んでいました。

 今どきのSNSで成功するには、何より柔軟な姿勢やユーモアが大切なのかもしれませんね。