自宅にいながら宇宙旅行!?「Google Earth」で火星を探索する方法
公開日:2020/10/30
未知との遭遇や果てしないスケールの自然現象など、宇宙空間にはロマンがいっぱい。自分の目で神秘を味わってみたい…という人も多いのではないでしょうか? そこで今回はGoogleのサービスを利用して宇宙を冒険する方法を紹介します。
お手軽操作で火星にバーチャル旅行
「Google Earth」といえば世界中の地図を閲覧できるバーチャル地球儀ソフト。実はこのサービス、現在では「火星」の探索にも対応しているのをご存知でしょうか?
やり方は簡単で、まずは無償で提供されている「Google Earth プロ」をインストール。左上にある「表示」タブから「探索する」を選んで、火星にチェックマークを入れるだけで準備完了です。カメラの角度や高さを好きなように動かして、地表を探検しましょう。
さらに座標や名前のついた地形を検索できるのも便利なポイント。エベレストの約3倍にも及ぶ標高を誇り、火星で最も高い山と言われるオリンポス山(Olympus Mons)や太陽系で最大規模の谷とされているマリネリス峡谷(Valles Marineris)など、色々な名所を巡ってみるのも楽しいかもしれません。
国内外には「Google Earth」を使って、火星表面に未知の人工物を見つけ出そうとする人々も多い様子。しばしば怪しい洞窟などのスポットが発見され、ネット上で「ただのほら穴に見せかけて、人工物ってことを怪しまれないようにしてるんじゃないか」「自然が作り出した偶然の産物だろうなと思うけど、ロマンを夢見たくなってしまう」と話題になっています。
冥王星から国際宇宙ステーションまで
「Google マップ」でも「Google Earth」と同様に火星の地図を見られますが、他にも様々な惑星や衛星を表示できるというメリットがあります。
やり方としては地図の表示をデフォルトから航空写真に変えて、地球から最大限ズームアウトするだけでOK。サイドバーに金星や冥王星などの有名どころを始めとして、地球に似た環境だと言われる土星の衛星・タイタンなど20のスポットが提示されます。気になっていた星をクリックして、地表を隅々まで探索してみましょう。
またマップ上には名前がついたクレーターが表示され、命名の由来について知ることができる機能も。たとえば水星を見てみると紫式部から名前をとった「MURASAKI」や夏目漱石にちなんだ「SOSEKI」など、ユニークなクレーターの数々を発見できるはず。
20のスポットの中には国際宇宙ステーションも含まれていて、宇宙から見た地球の景色を堪能できます。さらに施設内をストリートビューで移動すれば、トイレのような装置やバスケットボールが飾られている様子など生活感のあふれる光景が目の前に。
たまには地上の喧騒から離れて、宇宙空間に思いを馳せてみてはいかがでしょう?