触ると柔らかいらしい! ラクダのこぶに詰まっているものって食べられるの?/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、ラクダのこぶに詰まっているものの正体やこぶはどんな味がするのかを解説します。
雑学クイズ問題
ラクダのこぶには何が詰まっている?
A. 脂肪
B. 水
C. 血液
D. 骨
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ラクダのこぶに詰まっているものの正体、実はこぶは食べられる
ラクダのこぶの正体
皆さんはラクダをテレビなどの画面越しではなく、実際に見たことがありますか?
ラクダを目の前にすると、テレビで見るよりも大きく見えますし、かなり迫力があります。ラクダといえば特徴的なのが背中にあるこぶですが、そのこぶの中には何が詰まっているかご存じですか?
ラクダのこぶには大量の水が入っているので砂漠でも役に立つという話も出回っていますが、実はそれは本当ではないそうです。もちろん、人間を乗せやすくするためにこぶがついているわけでもありません。ラクダが砂漠など過酷な環境で生きていくために、こぶは重要な身体の一部なのです。また、ラクダのこぶは、日本ではほとんど見かけませんが、実は食べることも出来るのです!
ラクダのこぶは脂肪で出来ている
それでは、ラクダのこぶに詰まっているものの正体について紹介していきましょう。
ラクダのこぶはゴツゴツしていて硬いイメージがあるかもしれませんが、実は脂肪の塊のため、触り心地は柔らかいそうです。ラクダは過酷な砂漠の環境でも生き抜くために、必要な栄養を脂肪としてこぶに蓄えているのです。そのため、生まれたばかりのラクダには栄養が蓄えられていないためこぶはありませんが、成長するとこぶだけで40kgほどになります。また、体内の脂肪から水を作りだして身体に水分を補給することも可能で、こぶによって栄養と水分の両方を補っているのです。
また、栄養面以外でも砂漠を生き抜くために、体温調整をする役割も兼ね備えています。砂漠は太陽からの直射日光がかなり厳しいため、こぶが背中にあることによって直射日光の熱がそのまま身体に伝わらないようになっているのです。まさに、ラクダは砂漠の厳しい環境を生き抜くために、最適な身体をしているんですね。
ラクダのこぶは食べられる
日本で見かけることはほとんどありませんが、実はラクダのこぶは食用にもなります。ラクダは古来より砂漠などの乾燥した地域で飼われている家畜であり、人間や荷物を運ぶ以外に食用とされることもあります。ラクダから出る乳はもちろんのこと、ラクダ肉も乾燥地帯では食べられているそうです。肝心のこぶの味については、脂肪の塊であることから風味はかなりクセが強く脂っこいものだそうです。ラクダの肉はそこまでクセがなく、日本人にとってもある程度食べやすい風味だそうです…。もしもラクダの肉やこぶが食べられる機会があったら、あなたは食べてみたいですか?
以上が、ラクダのこぶに詰まっているものの正体や食用にもなるこぶについての紹介でした。いかがでしたか?
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A. 脂肪」でした!
まとめ
ラクダのこぶには水が詰まっているという話があるがガセネタで、本当は脂肪が詰まっている。
砂漠の過酷な環境を生き抜くために栄養を脂肪として蓄えたり、脂肪から水を作りだして身体に水分を補給している。
また、砂漠の厳しい直射日光の熱を身体に直接伝えないように、こぶが熱を遮る役割も持っている。
ラクダは乾燥地帯では家畜として飼われていて、ラクダの乳や肉、こぶも食用とされている。
こぶは脂肪の塊であることからクセが強く、脂っこい味をしている。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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