出番の多さで給料は変わる!? オーケストラの給料事情と驚きの楽曲/毎日雑学
更新日:2021/1/3
身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!
この雑学では、オーケストラ楽団の給料事情がどうなっているのかについてや、オーケストラに関する興味深い雑学について解説します。
雑学クイズ問題
実際には存在しないオーケストラ楽曲はどれ?
A. タイプライターで演奏
B. ハープの弦をハサミで切る
C. ティンパニに頭から突っ込む
D. 指揮者が途中で倒れる
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
オーケストラの給料は出番の多い楽器ほど多い?
楽器によって出番に差があるのは事実
皆さんは、オーケストラといえばどんな楽器を思い浮かべるでしょうか?
単純にオーケストラといっても、金管楽器や木管楽器、打楽器など様々な楽器を担当する人がいますよね。メロディーを奏でるバイオリンなど目立つ楽器もあれば、打楽器や低音部で縁の下の力持ちのような存在の楽器もあります。特に目立つ楽器はソロパートがあったり出番も多いイメージがありますが、シンバルなどの楽器は圧倒的に出番が少ないようなイメージがあります。それでは、オーケストラ隊の中でも出番の多い楽器の演奏者は給料が高く、出番の少ない楽器は給料が少ないといった、給料の違いはあるのでしょうか。
オーケストラ隊の給料事情以外にも、オーケストラや楽曲に関する雑学などについても紹介していきます。
給料は同じだけもらえる
それではさっそくオーケストラ隊の給料事情について解説していきましょう。
結果から言ってしまえば、出番の多い楽器も出番の少ない楽器についても、オーケストラ隊の中で給料に差はないそうです。一見すると、シンバルなどの楽器は出番も少なく、そこまで難しい楽器には思えないかもしれません。しかし、当たり前ですがプロの鳴らしたシンバルの音と、素人の鳴らしたシンバルの音では、鳴り方や響きに歴然とした差が出ます。さらに言えば、出番が少ないということはそれだけミスしてはいけないというプレッシャーも強い楽器だということが言えます。出番の多い楽器も少ない楽器も、演奏する際には確かなプロとしての技術が同等に要求されることから、給料に格差はないということですね。
最後に楽器に頭を突っ込む曲がある
続いて、オーケストラ楽曲についての雑学をあわせて紹介しましょう。
オーケストラといっても様々な曲が演奏されますが、そんな曲目の中にはとても不思議でおもしろい曲もあります。その曲は、マウリシオ・ラウル・カーゲルによって作曲された「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」です。
この曲では、なんと曲の最後にティンパニに向かって奏者が頭から突っ込むことになっており、そのことがきちんと楽譜でも指示されています。カーゲルの音楽はとてもパフォーマンス的な要素が強く、他にも「フィナーレ」という曲中には「指揮者が倒れる」というシーンも登場します。カーゲルの楽曲以外にも、オーケストラの楽曲にはタイプライターで演奏したり、大砲を使って演奏するなど様々な興味深い楽曲も存在しているので、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか。
以上が、オーケストラ隊の給料事情やオーケストラに関する雑学についてでした。いかがでしたか?
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B. ハープの弦をハサミで切る」でした!
まとめ
オーケストラでは出番の多い楽器と少ない楽器が存在するが、オーケストラ隊ではどんな楽器でも基本的には給料が一律である。
一見簡単そうに見える打楽器についても、プロと素人では音の鳴り方に歴然とした違いがある。
カーゲルの音楽はとてもパフォーマンス的な要素が強く、曲の最後にティンパニに頭から突っ込むという楽曲がある。
曲中に指揮者が倒れる楽曲も存在するが、いずれも楽譜にしっかりと指示されている。
※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。
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