行政書士ってどんな仕事?/行政書士 はじめの一歩【TAC】①

ビジネス

公開日:2020/11/9

行政書士になるのはどうすればいいの?――初めて行政書士試験を目指す人に向けて、資格の概要から学習方法、試験の攻略法までを、TAC出版がわかりやすく解説。行政書士試験合格への「確かな一歩」を踏み出しましょう(第1回)。

行政書士とは「街の法律家」である!?

「行政書士」といっても、どんな仕事をしているのかわからず、具体的な仕事のイメージがわかない方も多くいらっしゃるかと思います。

または、いわゆる「代書屋」「代筆屋」といったイメージで、お役所に出す書類を代わりに書いてくれるだけの仕事、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、お役所に出す書類を代わりに書いてくれる=「書類作成業務」も行政書士の業務のうちの1つですが、それだけにとどまらず、法律の知識に基づいてお役所と国民をつなぐ国家資格が、行政書士なのです。

そして、たとえば車庫証明やお店の開業など、日々の生活に密着した取扱業務が多いことから、「街の法律家」といえます。

行政書士の仕事は大きく3つある!

行政書士の仕事は大きく分けて、「書類作成業務」「許認可申請の代理」「相談業務」の3つにわかれます。

「書類作成業務」は、すでに見たとおり。

「許認可申請の代理」とは、お役所に認めて欲しい内容についての書類を、依頼人に代わって(代理して)提出することです。

代わりに申請するからには、依頼主の意図を聞き取って、必要な書類をきっちりとそろえて、そしてお役所と交渉して認めてもらう必要があります。お役所と国民をつなぐ仕事といえますね。

「相談業務」とは、「書類作成業務」「許認可申請の代理」にともなって、さまざまな法律についての相談に応じることが認められていることです。

最近では「相談業務」を通じて、コンサルタント業をメインに働く行政書士も多くなってきています。

合格すればすぐに独立開業できる!

行政書士では、合格した後に「実務経験」や「実務修習」が必要ないので、すぐに独立開業できることが大きな魅力です。

電話やパソコンなどの最低限の設備さえあれば、自宅でも開業できます。

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みなさんも、なにか資格を取って、少しでも早く独立開業したいなら、行政書士にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

次回は、行政書士の業務をさらに詳しく解説していきます!