「漏れないか心配」「交換のタイミングは?」 11歳までにナプキンの使い方を教えておこう/思春期の性と恋愛 子どもたちの頭の中がこんなことになってるなんて!⑦
公開日:2020/11/19
性教育Twitterで人気の思春期保健相談士・にじいろが、子どもたちのリアルな疑問や悩みを集め、医師夫婦・アクロストンがそれに答えた1冊! 思春期の子どもの親として知っておくべき性の最新知識をご紹介します。
ナプキン
FROMにじいろ
選ぶ機会も設けてあげて
親が選んだものを使う、という受け身の子が多い印象です。自分に合ったものを自分で選ぶ機会をつくってみるのもいいかもしれません。
生理が始まる11~13歳までにナプキンの使い方を教えておくと安心です
初潮が最も多く起こる年齢は11~13歳。そのころまでに子どもといっしょにナプキンにふれて使い方を教えておくと安心です。お子さんが9、10歳になったら、とりあえず紙ナプキンを1パック用意しておきましょう。本人と相談して買うのがベストですが、まずはふつうの日の昼用を買っておけば大丈夫です。羽根つき、羽根なしはどちらでもかまいません。私はショーツにしっかりと固定される羽根つきのほうが子どもには扱いやすいと思います。
ナプキンを交換するタイミングは、6割ぐらい経血で染まったときです。個人差はありますが初日~2日目は量が多いので、2〜3時間で交換したほうがよいと伝えましょう。3日目以降は経血量も減りますが、古い経血が肌にふれ続けているとかぶれの原因になるので、寝ているとき以外は3~4時間で交換するのがベター。
学校でもれてしまって、ショーツや洋服に血がついてしまったら、保健室に行くように伝えておきましょう。ナプキンやかえの下着が用意されています。また、汚れが気になる場合は、上着などを腰に巻くのがおすすめです。