小泉進次郎も悩まされた?「ソロハラ」が独身男性を追い詰める

社会

公開日:2020/11/17

小泉進次郎も悩まされた?「ソロハラ」が独身男性を追い詰める

 20代、30代と年齢を重ねるごとに“結婚”という人生の選択肢は重みを増していくもの。本人にとって悩みの種になるだけでなく、周囲の人から圧力をかけられる「ソロハラ」も大きな問題となっているようです。

大物カップルの結婚に意外な指摘が

 衆議院議員の小泉進次郎さんは、2019年8月7日にフリーアナウンサー・滝川クリステルさんとの結婚を発表。滝川さんはその時点で妊娠中であり、翌年出産予定だと明かされました。将来を期待される政治家と人気アナのおめでたいニュースに、世間では祝福の声が相次いでいました。

 小泉さんは同日、自身のオフィシャルブログでも結婚について言及。地元や国会など様々な場所で「いつ結婚するんだ」「はやく嫁もらえ」「いい歳なんだから……」と言われてきたことを告白し、その上で今後の結婚生活についての心がまえなどを語っています。

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 このブログ記事に対して、ネット上では同情の声が続出。周囲から“結婚するように”と声をかけられていた状況について、「他人に向かって結婚しろとか余計なお世話だよね。時代遅れでデリカシーない人っていまだに多い」「こんなこと言われなくなる世の中が早く来てほしい」などの意見が上がっていました。

 また周囲の発言を“ハラスメント”ととらえる人も多く、「はやく結婚しろとか、なかなかひどいハラスメントだな」「こんな感じのこと女性に言ったらセクハラになるんじゃないの? 男性相手なら許されるのかな」「大半の人は悪意なく言ってるんだろうけど、会社でこれやったらハラスメント扱いされそう」といった声も上がっています。

実は男性も悩んでいる「ソロハラ」問題

 この小泉さんの例のように、未婚であることをからかったり責めたりするような言葉をかけられることを「ソロハラ」と言います。「マリハラ」や「独身ハラスメント」といった呼び方もあり、ネット上では以前から問題視されてきました。

 具体的には「まだ結婚してないの?」「若い内に結婚した方が幸せになれるよ」といった発言がハラスメントに当たり、とくに女性が親族や職場の上司などから責められるケースが多いようです。

 その一方で、ソロハラに悩む男性も珍しくないようで、SNSなどを調べてみると様々な悩みが書き込まれている様子。「社長から『結婚するのは当然』というハラスメントを受けているのですが、訴訟することはできないでしょうか?」「仕事で挨拶まわりに行くたびに『早く嫁をもらうように』とか言われて、本当にしんどい」といった声が投稿されていました。

 恋愛や結婚についての考え方は人それぞれ。価値観が多様化している現代だからこそ、自分にとっての常識を押し付けないようにしたいところですね。