すぐに実践できる、正しい呼吸法! 座った姿勢で、基本の呼吸動作を身につけよう/一流が実践する人生を変える呼吸法⑫
公開日:2020/11/23
正しい呼吸法で心身を整え、代謝を上げよう! 一流のスポーツ選手や数多くの芸能人も実践している、人生を変える呼吸法。自律神経をリラックスさせ、腹横筋、肩甲骨などの体幹部や臓器を活性化する呼吸法をご紹介します。
正しい呼吸のやり方とポイントを覚えよう!
座った姿勢で基本の呼吸動作を身につけよう
正しい呼吸法を身につけるのに適した姿勢は、床に座り、あぐらをかいた姿勢です。背すじをスッと伸ばし、肩の力を抜いてリラックスしましょう。この姿勢で行うメリットは、お腹の動きを確認しやすいことと、呼吸が無理なくでき、体内に酸素を取り入れやすいことです。手の位置はダランとさせても良いですし、お腹の動きを確認するために肋骨の下部を触るような状態でも構いません。そして、心を落ち着けながら、鼻から大きく息を吸い、肋骨を広げるように横隔膜を押し下げていきます。意識を集中するために、目を閉じることもおすすめです。息を吸ったあとは、ゆっくり口から息を吐き出していきます。詳しい動作は、次ページから図解で解説します。
正しい呼吸法
座位姿勢
あぐらを組みリラックスした状態で基本の呼吸を実践してみよう。お腹に手を当て横隔膜の動きをチェックしてもOKだ
1 鼻から息を吸って肋骨を広げ横隔膜を押し下げる
あぐらの状態でリラックスする。大きく鼻から息を吸って肋骨を広げ、お腹を膨らませる。このとき、肋骨下部の横隔膜を押し下げるように意識する
Point
息を吸う秒数は人それぞれでOK! できる範囲内で長く吸えると良い
2 横隔膜を上げながら口をすぼめて息を吐いていく
息を吸い終えたら、お腹を縮めるように動かしながら口から息を吐いていく。口をすぼめるようにして「ス〜ッ」と長く息を吐いていく
Point
首や肩に力を入れないことが大事! リラックスした状態でこそ横隔膜が動くよ
Variation
口をすぼめて長く吐くと息苦しいと感じる人は無理をしないでOK。口を大きくあけて「ハ〜ァ」と吐き出そう