香る昆虫“タガメ”のエキスを配合したサイダーが存外うまいと話題に
公開日:2020/11/30
「イナゴの佃煮」などに代表されるように、日本でも一部地域では昔から“昆虫食”が盛んでした。見た目やイメージで敬遠する人も多いかもしれませんが、昆虫も調理の仕方によっては非常に美味しいグルメに変身します。そこで今回は、ここ最近大きな注目を集めている昆虫食の世界をご紹介していきましょう。
一度飲んだらハマるかも? フルーティーな風味を楽しめる「タガメサイダー」
2019年8月6日、昆虫食の通販サイト「TAKEO」から昆虫ドリンク「タガメサイダー」が新発売されました。特許取得の独自製法で抽出したタガメエキスを0.3%配合し、気軽に楽しめる新しい昆虫ドリンクに仕上げられているそうです。
日本人にとってあまり馴染みのないタガメですが、東南アジアなどでは一般的な食材として親しまれています。爽やかでフルーティーな風味が特徴で、おやつとして食べる国もあるのだとか。そんなタガメの特徴を忠実に再現して作られた「タガメサイダー」は、初めての昆虫食として体験しやすい商品かもしれません。
実際に飲んだという人の感想を見てみると、「本当に良い香りで驚いた。例えるならグリーンアップル、またはラ・フランスだね」「印象と内容がこれほどかけ離れた商品も珍しい。イメージだけで避けるのはもったいない」「想像を超える美味しさだったので、いつかタガメも食べてみたいなという気持ちになってきた」など絶賛する声が続出していました。
ちなみに通販サイト「TAKEO」は昆虫食を専門とした事業を行っている模様。商品ラインナップにはカブトムシやオケラ、ミルワームなど幅広い昆虫が名を連ねているので、昆虫食に興味を持った人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
国連も推奨する昆虫食の魅力!
いずれ深刻な事態になるかもしれない食糧問題に備え、近頃は国連も貴重なたんぱく源として昆虫食を推奨しています。昆虫は地球上でも相当数を占める上、養殖も比較的に容易だと言われているそう。国連のまとめた報告書には、食べられる昆虫は1900種類以上もいると記載されていました。
とはいえ昆虫を食べる機会は中々ないですよね。あまり縁のない人にとっては、バラエティ番組の罰ゲームで昆虫食が登場するのを見る程度ではないでしょうか。しかし海外では高級食や珍味として重宝されている昆虫も少なくありません。
サソリは中国で特別な食材として扱われており、味はよくエビに似ていると言われています。またメキシコではバッタを揚げてスナック感覚で食べる人も多く、アジア地域ではイモムシを好んで食べる人も。
今は日本でも珍しい昆虫食を扱う専門店が増えているので、非日常を楽しみたい人は昆虫食にトライしてみるのもいいかもしれませんね。