年間600杯を食す、SUSURU直伝! ラーメンのお作法⑤東京・中野「ただいま、変身中。」個性強めの和え玉
公開日:2020/11/30
ずる~ずる! どうも、SUSURUで~す!
みなさん、こんにちは。1年365日「毎日ラーメン健康生活」を掲げて活動しているYouTuberのSUSURUです。早いものでこの「ダ・ヴィンチニュース」での連載も、第5回となりました。今回取り上げるのは一風変わったラーメンを提供してくれる、東京・中野の注目店「ただいま、変身中。」です。フレンチ出身の店主さんが作る、ラーメンのようでラーメンではないこだわりのメニューを紹介していきます!
目も心も奪われるラーメンとはかけ離れた一杯
ここ最近、ラーメン業界では和食やイタリアンなど、異なる世界の技法を取り入れたお店が目立っています。今回のお店「ただいま、変身中。」も、進化の流れに沿ったお店の一つで、フレンチ出身の店主さんが切り盛りするお店は、外観や内観にもさまざまなこだわりがみられます。
お店に足を運ぶと、まず目に飛び込んでくるのはコンクリート打ちっぱなしのようなオシャレな外観。店内も少し暗めでシックにまとまっていて、全席にスマホを充電するためのUSBポートや非接触型の充電器を備えているなど、ホスピタリティの高さがひしひしと伝わってきます。
そんなこんなでお店の独特な雰囲気に目を奪われているうちに、頼んだラーメンがポンっと運ばれてくる。その一品も、見た目も味も、これまでのラーメン界にはなかったと思えるほどの斬新な一杯なんです。
実際、動画で食べたのはこのお店の「鯛出汁×豆乳」のラーメンと、替え玉の代わりとなる「和え玉」でした。
見た目からして衝撃の一杯ですが、提供する直前にほんのひと手間加え、撹拌することでメレンゲのように泡立てたスープにまず心を奪われます。身体に染み渡るかのような牡蠣と鯛の旨みを凝縮したその味わいはもちろん、食感もフワッとしていて飲むというよりむしろ食べているような感覚に陥るのはこのお店ならではです。
また、トッピングにも趣向を凝らしていて、牡蠣の上にのっているとびっこがプチプチとしていたり、バゲットがさりげなく添えられていたりと、本来、ラーメンは「麺をすすりスープを飲む」と所作こそシンプルながら、それだけのはずなのに色々な食感を楽しめる一品になっています。
パスタ感覚で味わえる和え玉にも個性が
随所のギミックが丁寧で繊細な「ただいま、変身中。」のラーメンですが、さらなる楽しみを与えてくれるのが、このお店ならではの和え玉です。
和え玉はここ数年で定着してきた替え玉の一種で、比較的よくみかけるのは、煮干しや鶏油をからめて魚粉をまぶしたようなものかもしれません。
僕自身が記憶している限りでいえば、茨城県つくば市にある「煮干し中華そば イチカワ」や、東京・志村坂上にある「中華ソバ 伊吹」などの和え玉が有名。一般的な食べ方のとおり最後にスープへ投入して味わってもいいですし、そのまままぜそば風に食べることもできます。
ここ最近、たくさんのお店でさまざまな進化を遂げている和え玉ですが、今回の「ただいま、変身中。」の和え玉はラーメンに負けず劣らずの個性を感じられる一品。適度にちぢれていて、モチッとした食感を楽しめる麺にバジルやチーズをからめているのが特徴で、ラーメンなのにさながらパスタ感覚で味わえます。
もちろん、スープとの相性も抜群。インスタ映えもバッチリな一品を楽しめるので、中野に足を運んだときはぜひ訪ねてみてほしいお店です。
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YouYubeチャンネル:SUSURU.TV「毎日ラーメン健康生活」(18:30頃UP)