「救いようのない展開に言葉が出ない」寿胡王の口から語られた満羽の過去が壮絶すぎる/ヤングジャンプ50号『キングダム』
公開日:2020/11/18
2020年11月12日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』50号。『キングダム』第660話では寿胡王によって満羽の過去が語られ、ネット上からは「これはトラウマレベル…」「悲劇すぎるよ」といった反響が相次いでいる。
什虎軍の三将として名を馳せているものの、12年前はまだ小国「汨」の大将軍だった満羽。汨といえば、当時楚国の侵略に抗い続けていた小国である。満羽は汨国の民から絶大な人気を誇っており、いわば彼らの精神的支柱。しかし、汨王は満羽が遠地で戦っているあいだに楚国に降服してしまう――。
楚国への降服を断固として反対していた満羽は、ショックのあまり茫然自失の状態に。彼は汨国が楚国に下ることで、自分を慕ってくれた人々が奴隷となることだけは避けたかったのだ。結局、彼の願いをはねのけ楚国に城門を開いた汨国。“守るべきもの”を失った満羽だが、それでも降服せず楚国と戦い続ける。
読者の注目を集めたのは、何十日も続いた戦いの末に満羽が目にした“あるもの”。それは祖国・汨にいた若者の死体だった。知らぬうちに汨国の民を含んだ楚軍と戦っていた満羽は、かつての“守るべきもの”を自ら殲滅していたことに気づく…。
満羽の過去を知った読者たちは大きな衝撃を受けた模様。ネット上には「救いようのない展開に言葉が出ない」「大切にしていた人たちを自分の手で殺してしまうなんて絶望的」などの声が続出している。
ちなみに寿胡王によると、どうやらこの悲劇には続きがあるよう。何か前向きな方向へ転じているとよいのだが…。