「数字が命」の人気YouTuberたちから学ぶ数字に対する姿勢
公開日:2020/12/21
かつて「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーが話題になったYouTuberですが、食べていくためには多くの努力が必要。テレビ番組ではあの大人気YouTuberが、シビアな現実を語っていました。
はじめしゃちょーさんが語る「現実」
以前放送された「のぞき見ドキュメント 100カメ」(NHK)では、チャンネル登録数800万人超えのYouTuber・はじめしゃちょーさんに密着。彼が率いる人気クリエイター集団「はじめしゃちょーの畑」のオフィスを、100個のカメラで追っていました。
例えばいつもファンが見ているYouTube上の動画は「完成品」といえるものですが、やはり裏では編集作業を頑張っている模様。基本的に動画は、アクティブの視聴者数が多い夜の9時に合わせて投稿するそうです。またこの日は「はじめしゃちょーの畑」に入りたい人のオーディションも映されたのですが、志望者は「ちらほら出てればいいかなって。サブキャラって言ったらあれですけど、『何か映ってる』くらいで」とやる気なさげな様子。そんな彼にはじめしゃちょーさんは、「したいことやって稼ぎたい気持ちも分かるんですけど、実際数字が命なんで」と告げています。
続けて「好きな事ばかりはできない」「リスクのある世界だというのは、覚えておいてほしい」と厳しい言葉も。そんな同番組に視聴者からは、「やっぱりどんな仕事も楽にはできないんだな」「YouTuberになりたいって言っている人達に見てほしい」「想像以上にまともな『会社』っぽくて驚いた」との声が上がっていました。
YouTuberに向いてる人の特徴とは?
はじめしゃちょーさんが「数字が命」と言っていたYouTuberの主な収入源は、動画の広告収入だと言われています。つまりYouTuberとして収入を得るには、動画をより多くの人に見てもらって再生数を稼ぐことが必要。まさに「数字が命」で、どの人気YouTuberも様々な工夫をしています。
以前「バズフィードジャパン」では、はじめしゃちょーさんと並ぶ人気YouTuber・ヒカキンさんのインタビューを公開。動画を作る際に意識していることとして、「わかりやすさ」と「テンポ」をあげていました。例えば彼が動画の最初に「今日はこれをやります!」と明確に内容を示しているのも、「わかりやすい」動画にするための工夫。そのような動画をコツコツ投稿することが必要で、ヒカキンさんは「『たまに打つホームラン』じゃなくて、『常にヒットを打ち続ける人』が、3年後にはトップにいるんじゃないですかね」とも語っています。
今も子どもに人気な職業としてあげられるYouTuberですが、どれくらいの人が続けられるのでしょうか。YouTuberたちの活躍に期待したいですね。