犬は猫舌で味オンチ!? 市民税が課せられる国も…犬好き必見の豆知識/毎日雑学

スポーツ・科学

更新日:2021/1/3

実は猫舌で味オンチ、市民税が課せられる国も!? 犬好き必見の「犬」豆知識/毎日雑学

 今回は「犬好きの方に必見の犬の豆知識」をはじめ、犬にまつわる雑学を紹介します。犬好きの方でもあまり知らないような雑学をご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

犬の雑学まとめ

 あなたは犬に関する雑学をどれくらい知っていますか?

犬は猫舌

 猫はもちろん猫舌ですが、実は犬も熱いものが苦手で猫舌なのです。むしろ、人間以外のほとんどの動物は猫舌であることが多く、熱いものを美味しく食べられるのは人間だけだといわれています。犬も猫も自然界で暮らしていたときには、獲物として捕らえた動物の体温以上に熱いものを食べる機会がないので、舌が熱いものに対応して進化する必要がありませんでした。

 しかし、人間は火を使って調理をするようになったことから、熱い食べ物を食べられるように進化したのです。

犬が臭い匂いでも悶絶しない理由は?

 犬は人間の100万倍以上の嗅覚を持つ動物だといわれています。臭いものの匂いを嗅いで鼻がおかしくならないか心配だという方もいるのではないでしょうか?

 しかし、数字上で100万倍の嗅覚があるからといって、臭いが100万倍キツく感じられるわけではありません。犬は細かな匂いを「嗅ぎ分ける能力」に優れていて、人間にとっては全く同じの匂いのするものでも、細かく嗅ぎ分けることができます。だからといって、キツい匂いの物を嗅いだとしても、悶絶してしまうことはありません。例えば人間でも、味覚が優れている人が、他の人と比べて甘いものが100倍甘く感じられるかと言われれば、そうではありませんよね。同じ「甘い」という感覚の中でも、「グラニュー糖」「上白糖」「三温糖」など、甘さの種別によってどの砂糖が使われているかを判別することができるのが、いわゆる「味覚の鋭い人」なのです。

嗅覚に比べて味覚は……?

 犬の鋭い嗅覚に比べて味覚はというと、実は犬の味覚は未発達で、そこまで優れている訳ではないといわれています。味覚に関しては人間の1/5程度しかなく、特に塩味を感じることについては鈍感で、食べてもほとんど塩味を感じられないそうです。

 ドッグフードなど犬用の食べ物は匂いは強いのにほとんど味がついていないのは、そのためなのですね。味覚よりも嗅覚が鋭い犬のために、ドッグフードは匂いが強めに作られています。犬はどちらかというと匂いで食事を楽しんでいるのです。

犬にまつわる世界の規則

実は猫舌で味オンチ、市民税が課せられる国も!? 犬好き必見の「犬」豆知識/毎日雑学

 

 さて、世界を見渡すと犬にまつわるおもしろい規則がいくつもあります。

 犬は世界的に飼われているペットで、例えばヨーロッパでは1日3回の散歩を怠ってしまうと、5万円の罰金が科せられるという国もあります。更に、散歩をするときのリードの長さは最長1.5mまでと決められており、リードなしで散歩することは許されていません。散歩中にウンチを路上に放置すると、スイスでは25万円、スペインでも20万円の罰金が科せられてしまいます。

 また、日本では飼っている犬に税金はかかりませんが、犬を飼っていると市民税が発生する国もあります。スイス、ドイツ、オーストリア、オランダ、フィンランド、チェコなどの国は犬を飼っていると市民税が発生し、中国でも飼い犬を登録する時に費用がかかります。

ギネス登録されている犬

 様々な世界記録が登録されているギネスブックですが、ギネスブックに登録されているのは人間だけではありません。世界一の長寿犬ということで、29歳282日まで生きたテリアが登録されています。また、大きいことで知られるグレートデンですが、1.12mのグレートデンが世界一背が高い犬としてギネスブックに登録されています。

 芸達者な犬も世界にはたくさん存在していて、ピアノを弾いたり、絵をかいたり、前足だけで逆立ちして歩行する犬など、ギネスブックには様々な犬の記録が登録されています。

舌は面積や体積を自在に変える

 犬は舌の面積や体積を自在に変えることによって、体温調整をしています。人間にはたくさんの汗腺があって体中から汗をかくことができますが、犬は舌と鼻と肉球でしか汗をかくことができません。そのため、全身が毛で覆われている犬は舌のサイズを変えることによって、体温調整するように進化してきたのです。暑い日にハーハーしながら舌を出しているのも、体温調整のためなのです。

犬も夢を見る?

 寝ているときに夢を見るのは人間だけではなく、実は犬も夢を見ているそうです。

 寝ているときに突然吠えたり、表情がにやりと和らいだり、突然飛び起きたりするのは夢を見ているからなんですね。これは動物心理学の実験や研究でも証明されており、犬を飼った経験のある方は目撃したことも多いのではないでしょうか。人間の場合と同じように、犬が夢を見てぐっすり眠っている姿もまた愛くるしいですよね。

人間よりもずっと胃腸が強い

 犬は人間と比較するとかなり胃腸が丈夫であり、ある程度なら腐った食べ物でも問題なく食べるとされています。野生の肉食動物は、動物の死骸に残っている肉を食べてもお腹を壊すことはありません。このように野生の犬も元々は拾い食いなどをして飢えを凌いできたことから、多少腐ったものでも食べる習慣がありました。飼い犬の歴史が長くなって犬の体質も変化してきているでしょうが、もし犬がお腹を壊しているときは、よほど食べ物が傷んでいたか、体調が悪い、または玉ねぎなどのように犬の身体が受け付けない食べ物を食べたときです。こういう場合は「多分大丈夫」と構えず、獣医師など専門家のしかるべき判断を仰ぎましょう。

 以上が犬の雑学まとめでした。

 

まとめ

 犬は猫舌で熱い食べ物が苦手であり、舌の大きさを変えることによって体温を調整している。

 嗅覚が鋭いのは細かい匂いを嗅ぎ分けるのに優れていて、単純に匂いを強く感じるわけではない。

 野生の犬は人間よりも胃腸が強く、腐った食べ物でも問題なく食べることができていた。

 犬も人間と同じように夢を見ている。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

雑学.com

※この記事は雑学.comから提供を受け作成しています。