休日課長による愛情たっぷりな“妄想ごはん” 料理研究家・リュウジさんとの妄想レシピ対決も！
食・料理
公開日：2020/12/4
世間ではタレントや有名人による料理本が度々出版され、話題を呼んでいる。しかし専門家の本ではないため、「内容が薄いんじゃないの？」と疑ってしまうことも……。「ゲスの極み乙女。」「DADARAY」「ichikoro」のベーシストとして活動する休日課長の『ホメられるとまた作りたくなる！ 妄想ごはん』を読めば、そんな固定観念を打ち破れるかもしれない。
同書は彼女いない歴3,000日以上という休日課長による初書籍。とある男女の妄想ストーリーを交えながら、おいしい料理と食卓を紹介する愛情たっぷりのレシピ本だ。
TV番組で披露した「究極のしじみカレー」をはじめとして、休日課長流の定番66品を収録。「中華風なすの肉巻き」や「幻のブラックペッパーとんかつ」などの肉おかず、「喫茶まさおのナポリタン」や「たらことイカの塩辛スパゲッティ」といったどこか懐かしいメニューまで、バリエーション豊富なレシピが勢ぞろいした。
料理初心者でも迷わないように、余計な工程をできるだけ省いているのが大きな特徴。メインも副菜も献立も、ほぼ15分以内で作れるものばかり。スープの隠し味にりんごジャム、カレーにしじみ出汁など、見慣れた食材や調味料をさりげなく格上げする休日課長流のコツが存分に披露されている。
さらに巻末対談では、Twitterフォロワー数160万人、YouTubeチャンネルも登録者数126万人を超える人気料理研究家・リュウジさんが登場。休日課長とリュウジさんの2人が「妄想レシピ対決」を行い、気になるあの子に作りたい“とっておきの一品”をそれぞれ紹介していく。
同書のあとがきで、休日課長は料理をするすべての人に向けたメッセージを公開。「彼女や彼氏に振る舞うのもいいですが、大切な家族や友達に振る舞うときにも是非、使ってくださいね。あなたが思っている以上に、自分の作った料理を食べてもらう喜びは、何ものにも代えがたいものです」と、食に関する想いを語っていた。
理生（まさお）と智子（ともこ）は、小さい頃からの幼なじみ。幼稚園から高校まで同じ学校に通っていたが、大学は別々になってしまった。恋仲になったことは一度もなく、今ではたまにたわいもない電話をするくらい──。書籍内ではそんな妄想ストーリーも楽しめる。
休日課長ならではの妄想と、食に関するこだわりが詰まった1冊。ぜひレシピを参考にして、恋人や家族が喜ぶ絶品メニューを作ってみてほしい。
