2億円を当てたいなら、手相をまねて金色のペンで書けばいい!?
公開日:2020/12/9
誰もが一度は夢見る億万長者。億万長者を目指すための近道のひとつに、「宝くじで高額当せん者になること」がある。とはいえ、自分で当てることはおろか、リアル高額当せん者に出会えることは滅多にないだろう。「本当に宝くじ長者なんて存在しているのか?」と半信半疑でいる人もいるのかもしれない。
『宝くじ当せん者の手相 「強運」は作れる!』(けんたろう/主婦の友インフォス)では、実際に億を当てた当せん者の生の手相を手相家・けんたろうがガチ鑑定。そこには高額当せんを掴むべくして掴んだ、強運の手相が続々と紹介されているのだ。
本書では、テレビでもたびたび当たりを引き当てている石川編集長率いる宝くじ専門雑誌『ロト・ナンバーズ「超」的中法』発信だからできる、リアル当せん者の当せんエピソードとそれを裏付ける幸運の手相の数々を、実際の当せん券やモザイクはあるものの本人の顔写真に加え、手相も生の写真で細かく解説しているところが「本当に高額当せん者はいるんだ」ということを実感させてくれる。そんな幸運な手相にはとある傾向があるというのだ。その一端をここで紹介したい。
「強運を引き寄せる手相」のポイント5選
・真っすぐ知能線は数字選択式宝くじ、下がり気味知能線はジャンボ宝くじが向いている!
・薬指の下に縦に入る太陽線は金運アップのカギ!
・ヒラメキで当たりを掴んだ当せん者の手のひらには神秘的な十字線
・一般に強運の証と言われる「マスカケ線」は、実は自己中の相だった⁉
・線がないなら書けばOK。書き続ければ次第に脳が覚えて実線になる!
気になったのは太陽線。薬指から下に入る線というのだが、これが金運上昇に大きく影響するというのだ。実際に本書に載っている高額当せん者のほとんどに太陽線があるのも興味深い。しかし、この太陽線、手相の基本である知能線・感情線・生命線のように誰の手にもあるものではないらしい。じゃあ、高額当せんには恵まれないんですね…とがっかりするなかれ! 「なければ書けばいい!」というのだ。まめに手に書き込んでいると、脳が線を覚えて次第に本当に線として刻まれてくるという。
たとえば、宝くじの1等で4000万円当てた方の手相を見ると、縦線がいっぱい。線ははっきりしているほうがその運気をうまく使っている証だそうなので、それだけ運気を活用してきたといえる。特に気になっている太陽線もハの字型でくっきりわかる。実にうらやましい手相だ。
翻って自分の手に目を落としてみると、線は薄く、太陽線もなし。これまで“当たり”と名の付くものとは縁遠い人生だったなぁと改めて思い知らされた。でもこれからは違う。じっくり本書を読み込んで、今自分に必要な線はどれなのかを吟味したうえで線を書き込んで金運を掴みたい。そしてゆくゆくは億万長者に――。先行きに不安も多く、暗い話題ばかりの昨今だからこそ、そんな大いなる野望を抱いて前向きにいきたいと思わせてくれる一冊であった。