ぷりあでぃす玲奈さんに聞く! 2021年の運気が上がるファッションって? ラッキーカラーは? 12星座別開運アドバイス
公開日:2020/12/16
凄腕占い師たちが登場し、相談者のお悩みをズバズバと解決してゆく人気TV番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)。この秋、その的中率を自宅にいながら体験できる占いムック『突然ですが占ってもいいですか? PRESENTS とにかく運がよくなりたい!』(ぷりあでぃす玲奈、木下レオン、星ひとみ:監修/扶桑社)が発売された。
開運のコツが詰まった1冊の中でも、今回は、芸能界最強の占い師・ゲッターズ飯田さんの一番弟子であり、日常に取り入れやすい「運気の上がるファッション&メイク」を紹介するぷりあでぃす玲奈さんに注目。2021年の社会全体の運勢から、12星座別の開運ファッションまで、たっぷりとお話をうかがった。
2021年は、引き続きものごとが大きく変わる。自分で考え、工夫して
――2021年はどのような年になるでしょう? 社会全体の運勢をお聞かせください。
ぷりあでぃす玲奈さん(以下ぷりあでぃす玲奈) 少々残念なお知らせにはなりますが、2021年も、2020年に引き続き、いろいろな事柄に対して人々が新たに慣れていかなければいけない流れですね。むしろ2020年は、その流れのはじまりでしかなかったというイメージです。私たちは、そういった流れの中で、お金の価値観、人とのつながり方といったことを学んでいる最中。これまで常識だと思っていたことがひっくり返っていくときですから、固定観念にとらわれていると取り残されてしまいますし、柔軟に過ごせる人たちにとっては、今まで息苦しく感じていたものが変わっていくでしょう。例を挙げると、上司や先輩に従わなくてよくなったり、「みんなで同じ場所に集まってしなくてはいけない」と思っていた打ち合わせが、オンラインで自宅にいながらできるようになったりといったことです。
たとえば、新しく習いごとをはじめるときは、すぐにそれができるようになるなんて思わずにはじめるでしょう? それと同じで、変わっていくことに対して、はじめから順応できる人はほとんどいません。慣れなくて当然だし、結果が出なくて当然。すぐに生きやすい状況になるはずがないんですよ。私たちは、2020年から2024年ごろまで続く、大きくものごとが変わる流れの中にいます。自分で考え、自分で工夫するといったことが、すごく大切になっていくでしょう。感覚が若く、固定観念にとらわれない自由なタイプの人たちが、いい流れをつかむことになると思います。
――そんな流れの中で、『突然ですが占ってもいいですか?』は、TV番組も書籍も大変な人気ですね。多くの人から支持されている理由はなんでしょう?
ぷりあでぃす玲奈 番組の人気自体にも、占いが関わっているとは思うんですよね。占い上では、ちょうど200年に1度の転換期――目に見えないものが主流になるという時代がはじまったばかりです。つまり、人々が目に見えないウイルスを恐れたり、スピリチュアルなものや思想を頼る気持ちが出てきたりする。そんなふうに占いが再注目される流れの中で番組がはじまったことも、人気のひとつの理由なのではないかなと思いますね。
――新しい世代の占い師さんたちが登場したり、「携帯番号下4桁占い」などの新しい占いが登場したりと、もともと占いに興味がある人たちが、さらにその幅を広げられる内容もおもしろいです。
ぷりあでぃす玲奈 そうですね。この番組がはじまったとき、私や木下レオンさんら、番組に登場する占い師たちは、細木数子先生や、鏡リュウジ先生、私の師匠であるゲッターズ飯田さんといった、いわゆる大御所の先生たちとは違って、まだ認知されていなかったんですよ。「みんながまだ知らない占い師たち」の登場も、時代が変わるとともに吹く新しい風のイメージと重なったところがあるのではないでしょうか。
占いの内容についても、たとえば私は、現代のファッションやメイクに、古くからある占いを落とし込むようにしているつもりです。というのも、古い占いの書籍を読んでも、「あなたのラッキーカラーは『赤』です」としか出てこないんですね。でも、赤といっても、いろんなタイプの赤がありますよね? それに、昔は「赤」を日常に取り入れようと思っても、紅を引くくらいしか方法がなかったみたいです。ジェルネイルやスカルプチャーがあるわけでもなく、スマホや携帯もありません。そんな時代のデータも取り入れてしています。
では、せっかく先人が残してくれた大きな統計データを、今の私たちの生活、昔はなかった新しいものの中で、どのように活用できるかなと考えたとき、私の場合は、「どんなメイクをすると愛されやすい顔になるか」というふうに、活用できそうだなということに行き着きました。占いは、もっと簡単に日常にもっと日常に取り入れることができるんですよ、ということを伝えていきたいなと思っています。
1日の終わりに、メイクを落とすように気持ちをリセットする習慣を
――本書では、「運が悪いときは学びの機会」とおっしゃっていますね。不運だと思うことがあった場合、どのように「学び」に結びつけていけばよいのでしょう?
ぷりあでぃす玲奈 「ツイてない」「運が悪い」と思うときは、不得意な課題が与えられていて、それが達成できないから「運が悪い」という実感が生まれるんですよ。それを、「自分の持っていない力、足りていない部分に気づかされた」というふうに受け取れば、すべて学びにつながると思うんですよね。最初の「うわ、ツイてない!」というひとことを、「気づけてよかった!」に変えてみてはどうでしょう。私も、どんなに理不尽で、どんなにしんどいことがあっても、「ここで経験したことは絶対にあとで生かせるはず」と思って、学んでいるつもりです。
運の良し悪しは、けっきょく、あとからしかわからないことだと思うんですよ。人間関係でも、「この人、嫌だな」という第一印象が、つき合っていくうちに「本当はいい人なんだ」と変わっていくことがありますよね。反対に、運命の人だと思って惚れたあとに、最悪な人だったとわかることもある(笑)。その瞬間、瞬間に感じたことを、すぐに答えに結びつけてしまうのは、もったいないと思いますね。ひとつひとつの瞬間に感じる小さな感動は大切にしてほしいけれど、結論は別にしたほうがいい。そうすれば、みんなもっと楽に生きられると思いますよ。
――「今、起きている不調から学ぼう」と自分を見つめ直し、必要以上に責めてしまう人もいるかもしれません。正しく「学ぶ」ためのアドバイスをお願いします。
ぷりあでぃす玲奈 受け止め方は、性格ですからね……。でも、せめて1日の終わりには、気持ちを平坦な状態に持っていく習慣をつけるといいかもしれません。目に見えないものが力を持つ時代だからこそ、瞑想とか、座禅を組むとか、心を鎮めて自分自身と向き合う時間を作ってみるといいのではないでしょうか。
そういった時間を持つことで、流れがいきなりよくなることはなくても、「今日のことは今日まで、明日は明日」というリセット癖をつけておく。そうすれば、「もう最悪」「私なんて……」とへこんでしまった日も、「明日に持ち越しちゃいけない」とどこかで思いはじめるようになるから、少し楽になると思うんですよね。1日でも1週間でもいいけれど、自分の中で「区切りをつける」ことを習慣づけることは大切です。メイクを落とすように、1日の終わりの「やることリスト」に入れちゃえばいいんですよ。「今日はこれで終わり!」と思えたら、それで勝ちだと思うんです。
――ぷりあでぃす玲奈さんも、運が悪い時期に学びを得た経験があるのですか?
ぷりあでぃす玲奈 今から思えばですけど、自分の運勢が一番悪かった時期に、死ぬほど占いの勉強をしました。そもそも占いを学びはじめたのは、師匠のゲッターズ飯田さんと知り合いだったからなんです。占いはもともとすごく好きでしたが、自分が占い師になろうとは考えていませんでした。ところが、私の運気がぐぐっと下がり、学びの時期に入る手前くらいに、師匠がふと「占い覚えてみる?」と声をかけてくださって。こんなラッキーなことはないと思って、「やりますやります!」と即答(笑)。そうこうしているあいだに、いわゆる「裏運気」という、運気の悪い時期、学ばなければならない時期に入りました。
裏運気の時期は、体を壊して実家に戻るなどヘビーなできごとばかり起こりましたが、体を壊したことによって、時間ができたんです。1年半から2年くらい、占いの勉強や、色の資格の勉強など、家の中でできることを必死でやりました。そうやって過ごしているうちに、昔、お世話になった人から「占いできるようになったらしいじゃん。連載持ってみない?」という電話がかかってきて。占いの書き方すらわからないのに、「やるからにはやらなくちゃ、ライター名どうしよう」みたいな状態からはじめ、気がついたら占い師としてそこにいなければならなかったという感じです。大変な時期に、「これで食っていこう」と思わずに勉強していたことが、今の仕事に繋がったんですね。
私は、「これをやっておけば、こうなる」と予測ができることについての努力も大切だとは思いますが、「これをやったところでなにになるんだろう」ということに夢中になって、それがのちのち、すごいプレゼントになって返ってくるということこそが“運”ではないかなと思うんですよ。「突然この趣味にハマっちゃった」という、いっときの集中でもいいんです。たとえば、好きなアーティストができたとき、そのアーティストが好きな共通の友達ができれば、そのアーティストには飽きてしまっても、人間関係は続くというふうに、実生活につながる種まきができます。やって無駄なことは、ほとんどありませんからね。
自分の運気に合ったファッションやメイクを知ろう!
――いよいよ、開運ファッション&メイクの魅力についておうかがいしたいと思います。そもそも、ファッションやメイクが開運と関係するのは、どうしてでしょう?
ぷりあでぃす玲奈 たくさんの人を占う中で、占いの結果と、その人のファッションには共通点があるという、自分なりの分析結果ができてきたんです。たとえば、基本的に色気が足りない星を持っている人は、ペタンコ靴とかスニーカーしか履いていないし、トレンドに敏感な星を持っている人は、ファストファッションのような価格帯でも、流行のアイテムを絶対に身につけている。その方を占って、性格や性質がわかった上で観察したところ、共通点がわかるようになったという感じですね。もともとファッションやメイクは好きだったので、「あなたはこういう性質を持っているんだから、それに見合うファッションをしたほうが、流れに沿って運気がよくなるよ」と思うようになりました。
自分の運気や、性格、性質に見合ったファッションをしていない人って、サイズの合った生き方をしていないような気がするんですよ。センスがあまり無い人って、コーディネイトがどうこうというよりも、つまりは「サイズ感が合ってない人」ですよね。それと同じで、体裁を気にする人、プライドが高い星を持つ人こそ、わかりやすく「ブランドものを持っていればいいんでしょ」と思っていて、自分の研究ができていない。メイクでも同じです。
開運ファッション&メイクには、観相学など、顔についての占いも取り入れています。たとえば、もともと一重で切れ長の目をしているけれど、持っている星回りがすごくかわいらしい雰囲気の人であれば、切れ長の目を丸く見せるメイクをしたほうが、その人の運気には逆らわないことになります。反対に、負けず嫌いで努力家の人は、ほわんとしたメイクをしていても、自分を生かすことができないんですよ。キリッとできる女ふうのメイクをしたほうが、その人の性質に合っている。このような研究を重ねた結果、開運ファッションやメイクについてお伝えする仕事が増えました。
――ぷりあでぃす玲奈さんも、自分のファッションやメイクで実践することがありますか?
ぷりあでぃす玲奈 私は、ネイルに毎月かならずラッキーカラーを取り入れています。髪だと、切ったり染めたりが追いつかなくなりますが、ネイルデザインは月に1度変えられるし、自分の気分もアゲられて、他人の目にも入りやすいので、自分の運気のテーマに合わせて楽しんでいます。よく、ラッキーカラーを取り入れるのであれば肌に近いほうがいいと言われますが、その点を考えてもネイルはいいですね。メイク以外にも、シャドウやリップを微妙に変えています。
私の真似をすると運がよくなると思っている方もいるようですが、無理して私の真似をしても、その人の運気に合っていなければ意味がないんですよ。私に興味関心を持ってくださったり、「それどこの服ですか」なんて聞かれたりすること自体は、ちょっとうれしいのですが……(笑)。
2021年の運気は? 12星座別ファッションワンポイントアドバイス
――なるほど。では、自分に合った装いを知るために、2021年の12星座別開運ファッションについて教えてください!
ぷりあでぃす玲奈 まず12星座は、ざっくり3つのカテゴリにわけられます。トレンドを取り入れた最先端のファッションをおすすめしたいのは、乙女座、蠍座、射手座、水瓶座です。新しい自分探しや、自分磨きをするといいので、情報をいっぱいキャッチしてトレンドを取り入れてください。次に、モテを意識したガーリー系のファッションをするといいのが、牡羊座、蟹座、獅子座、魚座。恋愛面や愛情面でいいことがありそうなので、かわいくあってほしいですね。さらに、スタイリッシュでジェンダーレスなファッションが似合いそうなのが、牡牛座、双子座、天秤座、山羊座です。仕事をがんばると、運気の波にうまく乗れますよ。
それでは、星座ごとに、より詳しいワンポイントアドバイスを見ていきましょう。
占いの結果は、あくまで指針。楽しんで取り入れて
――この記事の読者に、2021年を楽しく過ごすためのアドバイスをお願いします。
ぷりあでぃす玲奈 おすすめのファッションでも、ラッキーカラーでも、「こう言われたから」と無理をしてまで取り入れる必要はありませんよ。占いが好きな方は、「絶対に言われた通りにしなきゃ幸せになれない」というふうに、本質が見えなくなっていることも多いと思うんです。占いはあくまで指針で、それを実践している自分が少しでも苦しいと思うなら、実践する必要はありません。私の場合は、開運ファッションや開運メイクを、すごく楽しんで取り入れているんです。「今日はこの色使っちゃおう」くらいの気持ちで楽しくやっていますから、みなさんも、占いの結果を「しなければいけないこと」とは思わず、もっと楽に、身近に、都合よく取り入れてみてください。自分が少しでもアガれば、流れもきっとアガりますから。
取材・文=三田ゆき