それって美味しいの!? 欧米では緑茶に砂糖を入れて飲んでいる?/毎日雑学
更新日:2021/1/7
今回は「緑茶に砂糖を入れて飲む国がある」など、緑茶にまつわる雑学を紹介します。
「緑茶に砂糖を入れて飲む国がある」と書きましたが、海外では緑茶に砂糖を入れて飲むのがむしろ一般的だともいわれています。日本人の常識では考えられませんが、海外でペットボトルの緑茶を買うと、砂糖が入っていて甘い味がすることもあります。
渋くて落ち着く味が日本の緑茶の特徴ですが、果たして砂糖入りの緑茶は美味しいのでしょうか?
海外では緑茶に砂糖を入れて飲む?
近年緑茶はアジア圏のみならず、世界中で親しまれるようになりました。
その中でもヨーロッパでは日本の緑茶や抹茶がよく飲まれているそうで、人気が出ているそうです。冒頭でも触れましたが、海外では緑茶に砂糖を入れて飲むことがよくあります。そのため、海外のコンビニやスーパーなどで緑茶のペットボトルを購入すると、甘いことが多いのです。
甘い緑茶を飲みたいという人は砂糖をたくさん入れて、思いっきり甘くして楽しみます。中には日本の缶コーヒーでいうところの「微糖」のものもありますが、無糖のものはあまり販売されていません。ちなみに、お隣の国である中国も緑茶に砂糖を入れる文化があり、砂糖入りのものと無糖のものが販売されているそうです。
外国人は日本の緑茶に驚く
日本人からすると緑茶に砂糖を入れていることに驚きますが、逆に外国人は日本の緑茶に驚くそうです。
何にそこまで驚くのかというと、外国人の慣れた味からすると日本の緑茶は味が薄いのです。甘いのが当たり前になっていると、余計に薄く感じてしまうんでしょう。また、コンビニやスーパーを探し回っても、日本では砂糖入りの緑茶が売られていないことにも衝撃を受けるそうです。
なぜ緑茶に砂糖を入れるようになった?
日本では緑茶には何も入れずにそのまま飲むのが一般的です。では、なぜ海外では砂糖を入れて飲むようになったのでしょうか?
渋すぎるから
外国人にとって日本の緑茶は渋すぎることから、飲みやすくするために砂糖を入れるようになったそうです。特に冷たい緑茶については渋みや苦味が強いことから、これを和らげるために砂糖を入れて飲まれているんですね。
一方で温かい緑茶についてはまろやかな甘みがします。そのことから、外国でも温かい緑茶は、砂糖を入れないで楽しむ人が多いようです。
健康目的のため?
緑茶は健康に良いということもあって、欧米で広まっていきました。そのため、緑茶は他のお茶とは違って、健康食品として海外では知られているるそうです。
実際に、緑茶にはカテキンが豊富に含まれており、運動する前に飲むと脂肪の燃焼効果を上げることができるといわれています。ですが、そのままでは飲みにくいことから砂糖を入れるようになり、本来の目的とは別の形で飲まれるようになったのでした。
緑茶に砂糖は美味しいの?
それでは、実際に緑茶に砂糖を入れて飲むと、日本人でも美味しく飲むことができるのでしょうか?
個人差はあると思いますが、緑茶に砂糖は日本人の味覚にも合うそうです。例えば、抹茶系の飲み物に砂糖を入れて甘くして飲むことは日本のカフェでもありますし、抹茶味のスイーツなどもたくさん存在していますよね。
その感覚と同様に、緑茶と砂糖は意外と相性が良いのです。
そもそも、緑茶と紅茶は同じ茶葉から作られており、発酵の有無しか違いはありません。紅茶に砂糖を入れて美味しいのですから、緑茶に砂糖を入れて美味しいと感じるのもおかしくはないですよね。
日本にも緑茶に砂糖を入れる地域がある
日本のお茶どころである静岡県には、緑茶に砂糖を入れて飲む商品があります。砂糖入りの緑茶は「うす茶糖」と呼ばれるもので、緑茶の茶葉を挽いて粉末状にして、砂糖をまぜた粉末ドリンクです。「うす茶糖」は水に溶いて飲むのが一般的ですが、牛乳に溶いて飲むこともあります。また、公式サイトでは水にうす茶糖を溶いたものを凍らせて、アイスとして食べるレシピも紹介されています。
以上が「緑茶に砂糖を入れて飲む雑学」でした。
まとめ
日本の緑茶や抹茶は世界中で飲まれるようになった。
日本では何も入れずにそのまま飲むのが一般的だが、海外では砂糖を入れて飲むことも多い。
海外では市販ペットボトルの緑茶にも砂糖が含まれており、日本へ来た外国人が緑茶を飲むと味が薄くてびっくりされることもある。
静岡県の「うす茶糖」には砂糖が入っており、日本でも砂糖を入れて飲む文化はある。
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