「研究職に向いてない性格」はどの職業にも当てはまることが判明
公開日:2021/1/14
食品会社や化粧品会社など、さまざまな企業の商品開発を裏から支えている研究職や技術職。その道の専門的な知識が必要とされる職業ですが、知識や技術以外にも「向き・不向き」に関する決定的なポイントがあるそうです。
「研究に向いてない性格」とは?
以前Twitter上では、とある研究職のユーザーが「研究に向いてない性格」を投稿して話題に。彼の職場では満場一致で「研究への批判を自分への批判と捉えてしまう人」が、研究職に向いていない性格ということになりました。
例えば「その研究の進め方はおかしい」との指摘に対して、向いてない性格の人は「『あなたはおかしい』って言われた…」と捉えてしまうとのこと。これに他の研究者からは、「間違いなく当てはまってる。ちょっとした指摘を『人格批判』だと捉えられるとまともに議論できない」「『自分はダメなんだ』って考え方に終始して成長機会を逃すのが研究職として致命的」「こういう人って何か言われる度に自分を責めるから、そもそも仕事が続かない」と共感の声が寄せられています。
また「これは他の仕事にも言えるよね」という指摘も。確かに研究職以外でも、ミスや仕事の進め方などを指摘される場面は少なくありません。そのためTwitter上では「基本的に議論とかコミュニケーションが必要な職業は全部当てはまる」「SEの向き・不向きにも同じことが言えそう」といった声が。中には「自分がこのタイプだから気をつけなきゃ」と思い当たる節がある人もいるようです。
本当に「人格批判」をされるケースも……
一方で「指摘する側も気をつけるべき」という意見も。世の中には仕事に対する指摘を「人格批判」に結びつける人もいるので、今回のケースが当てはまらない職場もあります。実際にネット上では「指導がいつの間にか人格批判になってる『指導に向いてない人』はよく見かける」「『こんな仕事をするなんてお前の性格がねじ曲がってるからだ!』って上司は結構いるよね」といった声が寄せられていました。
その他「研究への批判を自分への批判と捉えてしまう人」が生まれる背景には、「学校教育の段階から問題があるのでは?」といった指摘が。例えば昨今問題になっているのは、顧問の行き過ぎた指導などが取り沙汰されている「ブラック部活」。以前放送されたあるテレビ番組では、顧問が生徒に向かって「バカじゃねえの。お前の顔見てると本当に腹立つよ。バカ顔でよ」と暴言を吐いている場面が取り上げられています。
指導をする側も受ける側も、「指摘」と「人格批判」はしっかり線引きする必要があるようですね。