最大96本足も発見! タコの足は再生し、場合によっては足の本数が増える/毎日雑学
公開日:2021/1/26
今回は「タコの足が再生するのは本当?」ということで、タコにまつわる雑学を紹介します。
タコの足がトカゲのしっぽなどと同様に、再生するという噂を聞いたことがありませんか?
しかも、足が再生することによって、場合によっては足の本数が増えることもあるそうなのです。
また、タコの足の吸盤が自分にくっつかない理由など、タコにまつわる雑学をたくさんお届けします。
タコの足が再生するのは本当?
それではさっそくタコの足にまつわる雑学を解説していきます。
冒頭でも軽く解説しましたが、タコの足が再生するという情報は本当です。
タコは見た目によらずとても頭の良い生き物であり、自分の身に危険が及ぶと足を切り離して身代わりにして逃げることがあります。
また、天敵に噛みつかれてしまった場合も、その部分だけ足を切り離すことによって窮地を脱する場合もあるのです。
そして、自らの意思で切り離した足は、きちんと時間をかけて元通り再生するのです。
他にも、危険を感じたら墨で目くらましをしたり、遮蔽物へと逃げ込むなど、頭の良い生物だったんですね。
再生後は足の本数が増えることもある
タコは英語で“オクトパス”と呼ばれますが、これは古代ギリシャ語の「オクタプース」が語源となっています。
オクタプースには「八本足」という意味があり、タコが8本足であったことからオクタプースと呼ばれたのです。
しかし、タコの足が必ず8本とは限りません。
タコの足が切り離されて再生すると、完全に元通りにはならず、足の本数が増えてしまうことがあるからなのです。
また、中途半端に足がちぎれてしまった場合にも再生が始まるため、そのまま足の本数が増えてしまいます。
そして、過去には、日本で96本の足が生えたタコが発見されたこともあるとか。
自分で食いちぎるとなぜか再生しない
タコの足には再生する機能が備わっていますが、必ず再生するとは限らないそうです。
タコは空腹状態になると共食いをすることもあり、他のタコに襲い掛かることもあります。
そのため、釣りをしている時に、タコの疑似餌でタコが釣れることがあったりします。
そして、共食い以外にも、自分の足を自分で食べてしまうこともあるそうです。
理由はわかっていませんが、自分で足を食べてしまった場合には、新たな足が生えてこなくなります。
これは、そもそも自分を食べるほど空腹状態であることから、足を再生するほどの栄養が無いことが原因だと考えられています。
また、自分の足を食べる行為は過度なストレスによる自傷行為であることから、ストレスが原因で足が再生しないとも考えられています。
タコの足が自分にくっつかない理由
最後にタコのおまけ雑学として「タコの足が自分にくっつかない理由」について解説します。
タコといえば足に無数に並んでいる吸盤が特徴であり、一度吸着されるとなかなか離れなくなるのはご存じですよね。
しかし、あれだけ強い吸着力があるのに、自分の足同士がくっついてしまい、足が絡まってしまわないのか不思議に思いませんか?
この原理については解明されていませんが、タコの足には自分を認識する機能が備わっているからだと考えられています。
過去には、切り離したタコの足から一部だけ皮膚を取り除いたものをタコに近づけるという実験が行われました。
すると、皮膚を取り除いた部分にだけ吸着し、皮膚が残っていた部分にだけは吸着しなかったそうです。
以上が「タコの足が再生するのは本当?」というタコの雑学でした。
まとめ
タコは頭が良い生き物であり、天敵に襲われたり噛みつかれた場合に、足を切り離して逃げることが出来る。
そして、切り離した足は再生するように出来ていて、中途半端に足がちぎれてしまった場合などにも再生することから、足の本数が増えることもある。
しかし、再生のメカニズムは完全に解明されている訳ではなく、自分の足を自分で食いちぎった場合には再生しない。
また、タコの吸盤には自分を認識する機能が備わっていると考えられ、自分自身の足がくっつくことがない。
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