『ダ・ヴィンチ』2月号「作家生活20周年 島本理生の祈り」特集番外編
公開日:2021/1/8
編集M
「えっ島本さんってもうデビュー20周年なの!?」と驚いた方が多いと思います。私も企画しながらびっくりしました。たしかに振り返ってみれば、島本さんの小説を初めて読んだのはまだ高校生の時でした。いつか自分もこんな切実な恋をするのだろうか、と妄想していた日々……。
島本さんは、デビュー2作目の『リトル・バイ・リトル』が芥川賞にノミネートされて以降、純文学とエンターテインメント小説どちらの賞の候補にもなりながら、2018年に直木賞を受賞された、非常に稀有な作家さんです。
作家人生を振り返ったロングインタビューでは、ご自身を追い込んでいた20代の頃や、小説のジャンルに対する意識、これから学びたいことや現在進行中の新企画について、たっぷり語っていただきました。
20周年お祝いコメントからは、島本さんの幅広い活動が明らかに! 小説家業はもちろん、作家ライブイベントに出演されたり、写真集でコラボレーションされたり。それぞれ違った切り口のメッセージを通して、島本さんのいろいろな顔が見えてきます。
2月には直木賞受賞作『ファーストラヴ』の実写映画の公開が控えています。主題歌を担当したUruさんに、特別に書き下ろしていただいた直筆歌詞も掲載。あの衝撃的なサスペンス長編がどのように映像化されるのか、お楽しみに!