大人気番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』が書籍化! 第一弾はトノサマバッタとモンシロチョウ、オニヤンマをフィーチャー
公開日:2021/1/16
自然界は、人間には想像もできないような神秘に満ちている。中でも「昆虫」は特殊でバリエーション豊かな生態をもつことで知られ、別の惑星からやってきた“エイリアン”だという説があるほどミステリアスな存在だ…。そんな昆虫の魅力を徹底的に掘り下げた『NHK「香川照之の昆虫すごいぜ!」図鑑 vol.1』が、2021年3月16日(火)に発売される。
同書は2016年からNHK Eテレで放送されている番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」が元となった書籍。番組の中心となるのは、『半沢直樹』シリーズの大和田常務役などで知られる俳優・香川照之だ。
香川には大の昆虫好きという一面があり、子どものころから昆虫の健気な姿に心を動かされてきたそう。そもそも番組が誕生したのも、民放で香川が「NHKのEテレで昆虫番組をやりたい!」と訴えたことがきっかけだった。番組では香川が黄緑色の衣装に身をつつみ、チャーミングな「カマキリ先生」に変身。野山を駆け回り、昆虫の「すごさ」を伝える姿が多くのファンに支持されており、書籍化が熱望されていた。
カマキリ先生は2016年、東京都渋谷区生まれ。オオカマキリのメスであり、確認できるだけで10匹の子カマキリがいる。好きな食べ物はオニヤンマやチョウなど。趣味は昆虫採取で、素早い網さばきが自慢だ。しかし時には、大好きなボクシングの話に脱線してスタッフを困らせることも…。
同書では番組で詳しく伝えきれなかった昆虫の生態などを、迫力満点のビジュアルとともに紹介。そのほか、ロケ時のこぼれ話やスタジオ収録の裏話なども掲載されている。昆虫が好きな人はもちろん、カマキリ先生のファンにとってもたまらない内容となるだろう。
書籍は全3巻のシリーズ化を予定。vol.1では、トノサマバッタとモンシロチョウ、オニヤンマといった虫たちがフィーチャーされる。さらに「課外授業」としてタガメ、「体験留学」としてマレーシアの昆虫たちも取り上げていく。
なお「図鑑」といっても、美しい虫や珍しい虫の写真をたんに眺めるだけではない。雌雄の見分け方、昆虫の一生や、虫たちと植物との関わりなどをわかりやすく解説。虫たちの生き方を通して、自然の偉大さに触れられる内容となっている。
また、学習書として充実したものにするための仕掛けも用意。昆虫を全角度から確認できるNHK for School「ものすごい図鑑」のコンテンツや動画とリンクするQRコードが、関連ページに配置されている。生き生きと動く昆虫を目にすることにより、興味が一層駆り立てられるはずだ。
他にも「昆虫をとりまく自然カード」、「カマキリ先生とわたしの昆虫観察日記」、じゅえき太郎による4コマ&パラパラ漫画など、お楽しみポイントが盛りだくさん。すでに書籍は予約の受付が始まっているので、神秘的な昆虫の世界を知りたい人はぜひチェックしてみてほしい。