『サザエさん』兄思いなワカメに称賛の声「炭治郎と禰豆子とはまた違った兄弟愛」
公開日:2021/1/17
1月10日放送の『サザエさん』では、ワカメの兄思いな一面が明かされ話題に。そのエピソードは、作品No.8189「カツオ新聞を取る」。
ある日カツオは、学校の同級生で憧れの早川さんから“小学生新聞”なるものの存在を教えてもらう。早速、家族に自分も取りたいと相談したところ、波平は「理由はどうであれ、新聞を読もうという心がけは悪くない」と快諾。毎日読むことを条件に、新聞を取ってもらうことになった。
翌朝、早起きをして玄関前で新聞の到着を待つカツオ。新聞が届くと、すぐに読み始め、「印刷したてのインクのにおいがたまらないね」とオツな感想を述べる。
その後、朝食を家族で囲んだ際、「旅をするチョウの話はびっくりしたよ」と印象に残った「アサギマダラ」の記事を話題に。春から夏にかけて南から北へ、秋になると南へと移動を開始し、遠くは沖縄、さらには台湾にまで海を越えて移動するという習性があるアサギマダラ。カツオは得た知識を意気揚々と披露するのだが、「泳げるチョウがいるなんて知らなかったよ」とまさかの“泳いで移動する”と勘違い。これに家族たちは、ツッコミを入れつつ渋い表情になってしまうのだった。
そしてその朝、登校中に偶然早川さんと出くわしたカツオはアサギマダラの話を出したものの、「うちのワカメったら、そのチョウが海を泳いで渡るんじゃないかって言うんだ」とまさかの濡れ衣を着せ、早川さんから一笑い取る。
しかしその後、ワカメ本人の耳に入ったようで「クラス中の評判になってるんでしょ? だから言ってやったの。それを言ったのはお兄ちゃんだって」と大激怒。サザエも「とんでもない兄ね」と呆れる一方、カツオは「明日早川さんにバカにされる」と不安に。そんなカツオの様子に、ワカメは「フフフ…」と笑い、「心配しないで。なにも言ってないから。恥をかいてあげたわ」と告白。ワカメの気遣いにカツオは「ワカメ…」とほっと胸に手をあてるのだった。
お調子モノの兄を理解し、顔を立てるという気概のあるワカメ対し、視聴者からは「ワカメちゃんは大人だなぁ」「ワカメちゃんてこんなデキた妹だったっけ」「ワカメが聖母すぎてカツオを炙ってやりたい…」「ワカメってサザエさんで一番の聖人かもね」「カツオが付いたウソを許すワカメちゃん、炭治郎と禰豆子とはまた違った兄弟愛を感じたな」などと称賛する声が多くあがっている。
いつまでもワカメのほうが一枚上手なのかもしれない…?