ナウシカ「ランランララ」の曲には題名が2つあり、歌ったのはアノ人の娘!/毎日雑学
公開日:2021/2/1
「『風の谷のナウシカ』のランランと歌う劇中歌の曲名」「歌っているのは誰?」という、ナウシカにまつわる雑学を紹介します。
皆さん一度は『風の谷のナウシカ』を観たことがあると思いますが、なんといっても劇中歌が印象的ですよね。
幼い少女の歌声で「ランラン♪」と歌われる歌ですが、あの曲を作曲したのは作曲家の久石譲さんです。
それでは、あの曲はなんという曲名で誰によって歌われているのでしょうか?
ナウシカのランランと歌う劇中歌の曲名は?
まずは曲名について解説していきます。
ほとんどの人が勘違いをしていますが、あの劇中歌の曲名は1つではありません。
曲名は実は2つある
劇中歌の曲名は「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」の2つとなっています。
そして、どちらも幼い少女の歌声で「ランラン♪」と歌われている劇中歌です。
また、この曲は劇中で2回流されます。
1回目はナウシカが子供のころの回想シーンで、大人達から小さい王蟲(オーム)を必死にかばっているシーンですね。
このシーンで使われているのが「王蟲(オーム)との交流」です。
そして、物語のラストでナウシカが王蟲(オーム)の大群の突進を止めようとして跳ねられてしまい、命を落としてしまうシーンがあります。
ナウシカの亡骸に王蟲(オーム)達が近づいて触手で優しく触れると、ナウシカが命を取り戻しますが、
麦畑のようになった触手の上を歩くシーンで使われているのが「ナウシカレクイエム」です。
この2曲については、『風の谷のナウシカ』の音楽を担当した久石譲さんが作曲した「遠い日々」をアレンジしたものです。
つまり「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」はどちらも「遠い日々」をベースに映画用にアレンジされた楽曲のため、そっくりに聞こえるのです。
実際に、2004年に発売された『風の谷のナウシカ』のサウンドトラックには、きちんと別の曲として収録されています。
歌っているのは誰?
続いて、劇中歌のボーカルを担当したのは誰なのかについて解説していきます。
「王蟲(オーム)との交流」と「ナウシカレクイエム」は同じ人が歌っていて、担当したのは久石譲さんの娘さんなのです。
当時4歳だった娘の麻衣さんは、2歳の頃からピアノを習っていたことから音感は良かったそうです。
そして、久石譲さんがたまたま娘の麻衣さんに歌わせてテープに録音したところ、偶然にもそのまま採用されたのでした。
麻衣さんの歌声を聞いた宮崎駿監督もとても満足していたそうで、まさかの大抜擢となりました。
幼い声で歌うのがうまい声優さんなどが歌を担当していた訳ではなく、実際に4歳の女の子が歌っていたなんて驚きですね。
当時4歳だった娘の麻衣さんは、突如録音のためにスタジオに連れてこられることになり、何が起こっているのかもわかっていなかったそうです。
そして、収録中は周りに大人ばっかりだったため、恐怖を感じて早く終わらせて帰りたいと思ったと、後に本人によって語られています。
遠い日々のボーカルは不明
続いて、それぞれの曲の原曲である「遠い日々」のボーカルについてです。
実は原曲である「遠い日々」にも、ハミングのような歌声が入っていますが、大人の女性によって歌われています。
しかし、「遠い日々」のボーカルを担当した女性ボーカルについては2019年現在も公表されていないことから、不明のままなのです。
一説によると、オーケストラなどで歌っていた無名のシンガーが歌入れを担当したとされています。
本人によってライブで歌われた
久石譲さんの娘の麻衣さんは、そのまま成長してプロの女性シンガーとしてデビューしました。
そして、2014年に行われたソロライブでは、「ナウシカレクイエム」が本人によって披露されることになりました。
過去には『もののけ姫』や『崖の上のポニョ』など、他のジブリアニメ映画の楽曲にも参加しています。
以上が『風の谷のナウシカ』の劇中歌にまつわる雑学でした。
まとめ
ナウシカの劇中歌を作曲したのは久石譲さんであり、曲名は「王蟲との交流」「ナウシカレクイエム」の2つである。
どちらも「遠い日々」という曲を映画用にアレンジした楽曲であり、当時4歳の久石譲さんの娘の麻衣さんによって歌われている。
麻衣さんは2歳からピアノをやっていて音感が良かったことから、試しに歌わせてみたところ、偶然採用されることになった。
その後、麻衣さんは歌手としてメジャーデビューしており、2014年には自身のコンサートで「ナウシカレクイエム」を歌い上げた。
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