『サザエさん』親なら見習いたい? ワカメの夢をバックアップする家族に「はぁ〜家庭力…」

アニメ

公開日:2021/1/24

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 1月17日に放送された『サザエさん』では、改めて磯野家のあたたかさが伝わるエピソードが話題に。

 そのエピソードは、作品No.8200「らっしゃい! ワカメ寿司」。ある日、家族で近所に新しくできたお寿司屋さんへやって来た一行。のれんをかき分け、中に入ると、「へい! らっしゃい!」と女性の寿司職人の威勢のいい声が。職人の仕事ぶりに感心したワカメは、「私もさっきの職人さんみたいに、カッコイイお寿司屋さんになりたい!」と言うと、家族たちは「いいじゃない」「大賛成」と全力で肯定する。

 後日、サザエはワカメを想って「お寿司屋さんの修業といったら、ごはんを炊いたり、魚を切ったり…」として、その日の晩御飯に手巻き寿司をすることに。サザエとフネから魚の切り方や、卵焼きの作り方を手取り足取り教えてもらうワカメ。残念ながら卵焼きは少し焦げてしまったものの、それでも「う~ん! いい味だわ」と褒め、ワカメをさらにやる気に。そして食卓では、ワカメは「お客さん 今日はマグロのいいのが入ってますよ」とすっかり寿司職人気分。そんな娘の姿に、波平は「それじゃあマグロもらおうかな」とノリノリで“お寿司屋さんごっこ”を楽しむのだった。

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 そんななか、花屋の店員さんに親切にされたことがきっかけで、ワカメは「あんな風に優しいお花屋さんになりたいな」とまさかの心変わり。一方の波平は、会社帰りにデパートの包丁売り場で将来ワカメが寿司職人になった際にプレゼントする用の逸品を厳選する親バカぶりを発揮し、店員を呆れさせていた…。

 その夜、ワカメは思い切って花屋に心変わりしたことを告白。「みんなに応援してもらったのにごめんなさい」と謝罪すると、家族たちは「お花屋さんもいいわね!」「優しいワカメちゃんにはぴったり」とこれまた肯定。「なりたいものがたくさんあるのは素敵なこと」とし、「どんなことでも、ワカメがやりたいことを応援しているぞ」と深い愛情を持ってフォローするのだった。

 ワカメの夢を全力で応援し、ときにバックアップする家族の姿勢に対し、視聴者からは「磯野家、ワカメちゃんのやりたいことコロコロ変わっちゃっても、ぜんぶ背中押して応援してくれて、良い家族だな」「ワカメの寿司ブームにあわせて献立を変えてくれる家族、愛と平和だ」「良いな思ったのは、家族が何にせよ、応援するところ。女性だから、みたいな話とかがなく、やりたいことを探していく、というのはいいなーと」「ワカメも家族もみんな優しくて泣いた」「今日のサザエさん最高じゃん? ワカメがやりたい事応援する家族じゃん?? はぁ〜家庭力…」などと反響を呼んでいる。

 親ならぜひとも見習いたい姿勢といっても過言ではないかも…?