すごいプレゼンを学べる「TED Talks」は英語学習にも有用だった
公開日:2021/2/8
英会話には様々な勉強方法がありますが、最近では「TED Talks」というWebサイトを利用している人も少なくないようです。いったいどのようにして「TED Talks」を活用しているのでしょうか。
「TED Talks」が英語学習に使える理由とは?
「TED Talks」とは、様々な分野のエキスパートによるプレゼンを公開しているサイト。本来は英会話のためのサイトではないのですが、英語学習の教材としてもかなり有用なようです。
「TED Talks」のどのような部分が英語学習に優れているのかというと、まずあげられるのは「無料」であるという点。また日本語字幕のオン・オフができたり、ひとつひとつの動画が長すぎない点も「英語を学びたい」というニーズに合っているのかもしれません。
さらにどのスピーチも堅苦しくなく、時折ユーモアなどを挟みながら聴衆の関心を惹きつけているのも優れている点。プレゼンのためのビジネス的な英語だけではない、日常生活でも使えるような「生の英語」を聴くことができます。
そのため普通に聞き流しているだけでもかなり面白いのですが、せっかくなら効果的に英語を学びたいところ。
例えばネット上では、「3回にわけて動画を見る」という方法が提案されていました。まず最初は英語の音声だけを聴き、2回目で日本語字幕を見ながら意味を理解。そして3回目でもう一度英語の音声だけにして、話を理解できるか確認する……という方法で英語を学んでいるそうです。
プレゼンと英語を同時に学べる?
そのほか、「スピーチの全文をテキストで確認できるからそれを参考にしている」という人も。「TED Talks」では「Transcript」と書かれたところをクリックすることで、スピーチの全文を表示できます。
また「英語」や「日本語」など、様々な言語で表示できるのも語学学習にはありがたいポイント。そのためまずテキストで英文を確認し、後から動画でリスニングに挑戦してみる、といった学習方法も可能です。
また英語学習だけでなく、「プレゼンテーションの見本」として参考にしている「TED Talks」ユーザーも。恐らくこちらの方が一般的な使い方なのかもしれませんが、「英語を学びながらプレゼンも勉強できる!」との声も寄せられていました。
プレゼン教材としての「TED Talks」活用は、「NHKティーチャーズ・ライブラリー」で推奨していたことも。例えばスライド資料の使い方については、「TEDに登場するプレゼンテーションを見ていると、スライド資料はほとんど使われていないことに気付きます」と指摘。確かにTEDのスライドはどれもシンプルでありながら、「何を伝えたいか」を明確に示している印象です。
当然、肝心なプレゼンの内容も興味深いものばかり。まだ「TED Talks」を見たことがないという人も、通勤時間などでサクっと世界レベルのプレゼンを体験してみては?