人事担当者が明かす! 悪いエントリーシートの特徴って? どの業種にも必ず通用する「文章テクニック」

ビジネス

公開日:2021/1/29

人事担当者が本音で明かす! 受かるエントリーシート 落ちるエントリーシート
『人事担当者が本音で明かす! 受かるエントリーシート 落ちるエントリーシート』(梅崎修、神山典士/ポプラ社)

 新型コロナの感染拡大によって、企業の採用活動は大きな変化を強いられている。セミナーや説明会を開催できなくなり、採用人数が予定より少なくなってしまった企業も。就活生にとっては波乱に満ちた状況だが、その中で「エントリーシート」の重要性が高まりつつあるようだ。

 2021年1月20日(水)に発売された『人事担当者が本音で明かす! 受かるエントリーシート 落ちるエントリーシート』(ポプラ社)は、就活で役に立つ文章テクニックがつまった一冊。就活のプロである法政大学キャリアデザイン学部教授・梅崎修と、文章のプロである大宅ノンフィクション賞受賞作家・神山典士がタッグを結成。どの業種にも必ず通用する「エントリーシートの書き方」を伝授していく。

 エントリーシートの書き方については、さまざまな就活本が発売されている他、大学のキャリアセンターで指導を受けることもできる。それは裏を返せば、誰もが同じレベルまで到達できるということ。だからこそ企業に自分を売り込むためには、プラスアルファの魅力が必要となってくる。同書によると、具体的には「基本的な文章力」や「論理的思考力」「表現力」といった要素が求められるという。

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 そこで「第1章 人事担当者さんの『本音』を教えてください」では、企業の人事担当者に本音インタビューを実施。学生たちのエントリーシートがどのように審査されているのか、採用活動の裏側について明かしている。

 また第4章以降では、実際にエントリーシートを書くためのテクニックを紹介。「言葉の重複」や「目的語の欠如」「敬語の間違った使い方」といった具体例を挙げつつ、悪いエントリーシート・良いエントリーシートのポイントが解説されており、文章の書き方に悩んでいる人にさまざまな知見を与えてくれるはず。さらに人の心を動かす言葉について説明するため、元SMAP・木村拓哉さんがデビュー当時、コメディアンの萩本欽一さんのオーディションを受けて合格した際のエピソードやDREAMS COME TRUEの名曲『未来予想図Ⅱ』の歌詞など、親しみやすい例が挙げられているのも同書の魅力だ。

 その他、マイナビ社員へのインタビューや学生の「インターン」に関する現状レポートなども収録。文章力をアップする方法だけでなく、就活に役立つ最新の知識・情報を仕入れられるだろう。

 採用担当者の心をわしづかみにするためには、一体どんなテクニックが必要なのか…。気になる人は、ぜひ同書をチェックしてみてほしい。

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