「ここぞ!」のときに力を100%発揮するには?メンタルコーチがテクニックを指南
公開日:2021/1/29
「準備を頑張っても、大事なときに思うように動けない」
「あの人よりも能力が劣っている?」
「緊張が強く、いつもの力が発揮できない」
そんな風に感じてしまっている人には、メンタルコーチングがきっと武器になるだろう。『メンタルコーチが教える 潜在能力を100%発揮する方法』(鈴木颯人/KADOKAWA)の著者は、これまで1万人超のアスリートに対してメンタルコーチングをしてきた実績がある。学校の部活動から金メダリストまで、さらにはビジネスパーソンをもサポートしてきた著者は、メンタルをうまくコントロールするポイントに“自分の潜在能力を引き出そうとしたかどうか”を挙げる。眠っている潜在能力を発揮できれば、仕事、スポーツ、趣味などでリミッターを外した自分になれる。実践を積み重ねてきた著者だからこそ伝えられるメソッドの一部を紹介しよう。
知らない自分に出会える「知り合いインタビュー」
家族、友人、職場の人などに、自分の長所と短所をインタビューしてみよう。可能な限りいろいろな視点から意見をもらえると、知らない自分に出会える可能性が高まる。事前に自分自身で考えた長所と短所を照らし合わせて、一致していた部分、そうでなかった部分を確認する。ポイントは、意外な答えをもらったら謙遜せず素直に受け入れることだ。
小さな失敗を積み重ねる
「知り合いインタビュー」などを通して自分の長所と短所を知ったあとは、素早く実践に移ろう。ポイントは、前例を調べることだ。チャレンジしようとしていることの過去の事例を見つけ、仮説を立てて動くことで、自分の失敗を最小限に抑える。そして、小さな失敗を積み重ねれば学びを得られ、実体験に基づいた状況判断ができるようになる。
「やらなくていいこと」を手放す
「△△もできるようになりたい」「□□もやらなければ」と守備範囲を広げすぎると、長所よりも短所を克服することに目が向いてしまう。それでは、潜在能力を発揮するのは難しいだろう。仕事では所属先や取引先の都合もあるかもしれないが、折り合いをつけることも意識しながら、「本来自分が集中すべきことは何か?」を問い直してみよう。
「自分らしくいること」が、潜在能力を発揮するポイント”である。誰かと比べるのではなく、自身の潜在能力を最大限に発揮し、「自分らしさ」を伸ばすために、メンタルコーチングを活かしてみてはいかがだろうか。
文=えんどーこーた