パンダのしっぽは何色? 多くの日本人が誤解しているパンダの真実/毎日雑学

文芸・カルチャー

公開日:2021/2/12

パンダのしっぽは何色? 日本人のほとんどが誤解しているパンダの真実/毎日雑学

 今回はパンダにまつわる雑学を紹介します。

 日本でも度々テレビなどで注目を集めるパンダですが、実はパンダについて知られていないことが意外とあります。

 例えば、皆さんは「パンダのしっぽは何色?」と聞かれた時に、何色のしっぽを思い浮かべるでしょうか?

パンダのしっぽは何色?

 パンダのしっぽの正しい色は「白」です。

 しかし普段からパンダはニュースで報道されるのでよく見ているはずなのに、「黒」と答える人が多いようです。

 赤ちゃんパンダの頃はしっぽが黒色をしているという訳でもなく、子供パンダから大人パンダまでしっぽは白色となっています。

 確かに、耳の色や目の色、腕や足の色から見ると、しっぽも黒色をしていた方がバランスが良いため、違和感はないかもしれません。

 街中に売られているパンダのぬいぐるみなどのしっぽを確認してみてください。

 意外としっぽを黒にしたアイテムが多いのです。

 それらを子供のころから目にしていたら、パンダのしっぽを思い浮かべた時に当然「黒色」を思い浮かべてしまいますよね。

なぜ黒のしっぽになったのか

 それでは、なぜパンダのしっぽが黒という認識が生まれたのでしょうか?

 日本で空前のパンダブームを迎えたのは1972年のことで、上野動物園にカンカンとランランがやってきた時のことでした。

 当時のパンダブームも凄まじかったそうで、カンカンとランランの姿を一目見ようと上野動物園に人が殺到しました。

 このパンダブームにのり、日本のおもちゃメーカーもパンダのぬいぐるみを作ろうと考えました。

 しかし、当時の日本で実物のパンダを見たことがある人は少なく、おもちゃメーカーも詳しくはパンダのデザインを把握していませんでした。

 現在はインターネットの画像検索で一瞬にパンダのしっぽの色を調べられますが、当時はそんなものはありません。

 そのため、パンダの毛の配色はわずかな資料と想像で補完するしかなく、その時にしっぽの色を黒にしてしまいました。

 このことから、パンダのしっぽの色=黒と思う日本人が多くなったのです。

 現在ではパンダのしっぽの正しい色を知っていても、配色の関係で尻尾を黒くすることもあるようです。

 以上が「パンダのしっぽは何色?」という雑学でした。

 

まとめ

 日本人の多くはパンダのしっぽの色を「黒」だと思っている。

 しかし、実際にはパンダのしっぽは「白色」であり、子供のパンダから大人のパンダまで共通して白色をしている。

 最初に日本にパンダブームが起きた際、あまりにも資料が少なかったことから、パンダグッズの色を想像で黒色としてしまったことが発端である。

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