渋谷駅の「モヤイ像」はイースター島の「モアイ像」ではなく新島由来だった!/毎日雑学

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公開日:2021/2/25

渋谷駅の「モヤイ像」はイースター島の「モアイ像」ではなく新島由来だった!/毎日雑学

 今回は渋谷にあるモヤイ像についてとモヤイの意味について解説します。

雑学クイズ問題

 「モヤイ」の意味とは?

 A. 人が集まる
 B. 発展する
 C. 平和
 D. 力を合わせる

モヤイ像のモヤイの意味とは?モアイ像との違いはある?

 首都圏に住んでいる人にはおなじみのモヤイ像は、渋谷駅西口に設置されています。

 渋谷駅では、忠犬ハチ公像と同じく定番の待ち合わせスポットです。

 実は、この像の名前がモアイ像ではなく、モヤイ像という名前になっているのには意味があったのです。

 そもそもこのモヤイ像とはなんなのでしょうか?

 実は伊豆諸島・新島の名産品だったのです。

 モアイ像のイメージから、外国のものと勘違いされがちですが、モヤイ像は日本産なのです。

 モヤイという言葉にも、もちろん意味があります。

 モヤイは新島の方言で、「力を合わせる」という意味なのです。

 そして、新島には特産の抗火石という鉱石があり、この鉱石を利用して、モヤイ像は作られています。

 認知度を上げる工夫として、イースター島のモアイ像に引っかけてモヤイ像と命名されたのでした。

 ちなみに、新島には「モヤイの丘」があるそうで、多数のモヤイ像が設置されています。

 見た目も、ただイースター島のモアイ像を真似たのではなく、様々な形のバラエティに富んだモヤイ像が設置されているそうです。

 それでは、いつごろ設置されたのでしょうか?

 調べてみたところ、1980年(昭和55年)頃のようです。

 渋谷区の青少年センターが新島にあることから、渋谷と新島で交流するために設置されたものでした。

 渋谷と新島で力を合わせた、ということです。

雑学クイズ問題解答

 答えは「D. 力を合わせる」でした。

 

まとめ

 モヤイ像は渋谷駅西口に設置されている。

 モヤイ像が設置されたのは、1980年(昭和55年)頃のことである。

 モヤイ像は伊豆諸島・新島の特産品で、モヤイには「力を合わせる」という意味がある。

 新島の特産である抗火石を利用して作られている。

 渋谷と新島の交流を深めることを目的として設置された。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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