日本で歯医者がコンビニよりも多いワケ/毎日雑学
公開日:2021/3/9
今回は、歯医者がコンビニよりも多い理由を解説します。
雑学クイズ問題
歯医者がコンビニより多い理由とは?
A. 開院の初期費用が安いため
B. 昔、虫歯の患者が多かったため
C. 他の科の医院は儲からないから
D. 資格が簡単に取れるから
歯医者がコンビニよりも多い理由は儲かるからではない
皆さんは日本に歯医者がどれくらいあるかご存じですか?
2010年の統計によると、全国の歯医者は約6万8千施設だったそうです。
同じ2010年の統計で、コンビニの店舗数は約4万3千店舗のため、当時はおよそ1.5倍となります。
こんなに多い理由は、昭和40年代の日本の社会情勢にあります。
当時は第2次ベビーブームで人口が増え、高度経済成長により生活習慣と食生活が大きく変化していきました。
この影響でとても多くの人が虫歯になってしまいました。
当時は歯医者が少なく患者が溢れてしまい、とても深刻な歯医者不足となりました。
そこで当時の国は歯科医師の育成に力を入れる政策を行いました。
患者が多く歯医者はとても儲かったこともあり、そのころに医院数が激増しました。歯医者が多い理由はこのような歴史があったからです。
ちなみに先ほど数を比較したコンビニは、1975年に日本に初登場しました。セブンイレブン豊洲店が第1号だそうです。
歯医者が初めてできたのは明治維新からまもなくの1875年で、小幡英之助という人物が開いたそうです。
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B. 昔、虫歯の患者が多かったため」でした。
まとめ
昭和40年代、高度経済成長で日本人の食生活が大く変化し、虫歯になる人が増えた。
当時は歯医者の数が少なく、虫歯患者が溢れてしまった。
そのころ、国が歯科医を増やす政策を実施したことで、虫歯患者は減ったが、歯医者が多く存在することになった。
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