片付けに必要な3つのルールとは? 片付けてもリバウンドしてしまわないために心得ること/「ちゃんとしなきゃ!」をやめれば二度と散らからない部屋になる③
公開日:2021/3/1
「ちゃんとしなきゃ!」と一念発起して片付けをしても、その状態を保てず、再び散らかってしまうことも…。そこで本書は、「元 片付けられなかった人」である著者が「自身の性格にあった片付け方」をご紹介。“大雑把民”でも「二度と散らからないキレイな部屋」はキープできる!
二度と散らからない部屋を作るために行うこと
全部出し、要らない物を徹底的に手放し、再収納をする
二度と散らからない部屋を作るための片付けでは、大きく分けて3つの事をします。
その3つとは、
①全部出す
②要らない物を徹底的に手放す
③再収納をする
です。
①全部出す
「①全部出す」の際に気を付けることは
「場所ごと」ではなく「物ごと」に行う
ということです。
例えば衣類の片付けの場合、散らかった部屋ならタンスの中、クローゼットの中、部屋の片隅、床の上など、あらゆる場所に衣類が散らかっていると思います。
その衣類すべてを一か所にかき集めて積み上げてみると、ほぼ100%、自分が想像していたよりもはるかに膨大な量が積み上がるはずです。
この時に大多数の人が思うであろうことは「全部出すなんて面倒だから、衣装ケースに入った状態で要らない物や要る物を分別していきたい」ですが、それはおすすめしません。
全部出して一か所に集めなければ「自分が今、どんな種類の服をどれだけの枚数持っているのか」を正確に把握できませんし、それができなければ「自分が今、どんな種類の服をどれだけの枚数残す必要があるのか」が判断できません。
そして最終的に必要な衣類の枚数がわからなければ、それらを収めるべき収納が、どこにどれだけ必要かもわからないのです。
片付けてもすぐリバウンドしてしまう人は「②要らない物を徹底的に手放す」が中途半端なまま「③再収納をする」を行っていることが非常に多いです。
そうやって手放し方が中途半端なせいで、けっきょく物を管理しきれず、再び散らかってしまう、というループにハマってしまうのです。
「要る物と要らない物を分けること」と「しまうべき住所を決めること」を、同時進行することはできない、と心得てください。